やまがた橋物語

金山川編[4]

◆凝山橋、凝山新橋(金山)

凝山橋、凝山新橋(金山)の写真 三枝地区の住民の生活を支えている凝山橋(左)と凝山新橋=金山町山崎

 金山町南西部にある凝山(こごりやま)、持越(もっこえ)、大又の三集落を総称する三枝(さんし)地区と町中心部を結ぶ「凝山橋」。長さ六十八メートル、幅七メートルの橋は、はんらんするたびに流されていた木橋に代わり、一九六五(昭和四十)年十月に完成した。

 橋近くの凝山集落に住む伊藤英一さん(72)によると、先代の橋は現在より百メートルほど下流にあったという。「昔はダムがなく、川幅も狭いためよく増水した。そのたび橋は壊れ、住民や学校へ行く子どもたちは川の中に大きな石を置いて板を架け、対岸まで渡った」と振り返る。

 それだけにコンクリート製の現在の橋が完成した時の住民の喜びは大きく、当時の町の広報には「難点といわれていた凝山橋の完成により、交通が以前より一層増加するものと考えられ、文字どおりに地域発展のかけ橋となること間違いなし」と記されている。七五年八月六日に真室川町を襲った大水害「八・六豪雨水害」では、金山町でも大きな被害があったが、凝山橋は無事で資材の運搬や作業員の移動など復旧作業に貢献した。

 九九年二月には約五十メートル上流に、最上地方を一周する広域農道「最上カムロード」の一部として、長さ百六メートル、幅十メートルの「凝山新橋」が完成、農作物運搬の効率化やアクセスの利便化に結び付いている。「新橋のおかげで、真室川に行くのが便利になった」と伊藤さん。一方で「町へ出るにも新庄市に出るにも凝山橋が不可欠であることは変わらない」と語るように、住民にとって二つの橋は、ともになくてはならない存在となっている。

2008/11/14掲載

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