やまがた橋物語

最上川第3部[3]

◆高瀬大橋(寒河江)

高瀬大橋(寒河江)の写真 緑地などが広がる最上川ふるさと総合公園(手前)の近くに架かる高瀬大橋=寒河江市

 高瀬大橋は、寒河江市の中心部と南部の平塩地区を結び、中山町にアクセスする県道天童寒河江線に一九九二年、整備された。四本の親柱には地元の伝統芸能や周辺の遺跡にちなんだ像が飾られるなど、同市を象徴する橋となっている。

 この場所には、高瀬大橋が架かるまで橋が無かった。橋の南側に畑がある同市平塩、農業鈴木俊一郎さん(53)は「上流の平塩橋、此(こ)の木橋を渡って市中心部と行き来していた」と話す。平塩橋では車同士の擦れ違いが困難なこともあり、県が八九年に着工、全長約百八十メートルの橋を架けた。

 橋のすぐ上流に、通称「岩鼻(いわんばな)」という場所がある。岩盤があるよどみで、子どもたちの川遊びの場だったほか、昭和初期から三十年以上、旧寒河江中と寒河江高の水泳部の練習場としても利用された。

 寒河江高水泳部出身の寒河江市議伊藤忠男さん(69)=同市元町二丁目=は「水量が多いときは深さが四メートルもあり、岩を飛び込み台に、川の中の島まで約二十五メートルを泳いだ。天然のプールだった」と当時を懐かしむ。

 六四(昭和三十九)年に同校にプールができてからは、岩鼻が練習場となることはなく、周辺ではその後、最上川ふるさと総合公園として緑地、親水空間、スケートボード場などが整備された。景色は一変したが、子どもや若者たちの歓声が今も変わらず響いている。

2007/05/16掲載

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