やまがた橋物語

最上川第3部[7]

◆最上橋(大江、寒河江)

最上橋(大江、寒河江)の写真 旧最上橋(手前)のそばには木舟が浮かんでいる。やや上流に新最上橋(奥)がある=大江町左沢

 流れが止まっているかのような穏やかな川面に新旧二本の最上橋が架かる。このうち、一九四〇(昭和十五)年に完成した旧最上橋は地元の愛着も深く、川と橋が織り成す景観は「水郷の町」のシンボルになっている。

 旧最上橋は美しい三連アーチが特徴。きれいな半円を描いていることから、地元では別名「太鼓橋」とも呼ぶ。欄干もコンクリートで造られており、昭和のレトロ感が漂う。二〇〇三年度には、社団法人土木学会から「選奨土木遺産」の認定を受けた。

 橋がある一帯は、江戸時代に舟着き場として栄えた。一九二八(昭和三)年には県内初となる花火大会が開かれ、今も夏の風物詩として続いている。

 「ここは、最上川の中でも一番川面が静かな場所です」と話すのは、大江町観光協会の前会長、伊藤宗三さん(75)=同町左沢。川岸には花火大会で使う木舟が浮かんでおり、「川面に映し出された橋と木舟が非常にマッチする」と語る。

 新最上橋は〇三年、旧橋の上流約二百メートルに、国道458号の一部として完成した。延長一二九・五メートル、幅一六・五メートル。大江町と寒河江市を結ぶ基幹道路として利用されている。

 橋の近くにある楯山公園からは、大きくU字に曲がる最上川と新旧二本の橋、遠くそびえる山々が一望できる。その眺望から、この公園は別名「日本一公園」と呼ばれている。

2007/05/22掲載

下流へ上流へ
文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内7市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2018年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2018年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報、おくやみ… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から