やまがた橋物語

最上川第6部[1]

◆住之江橋(米沢)

住之江橋(米沢)の写真 クラシックな街灯とバルコニーが特徴的な住之江橋=米沢市駅前4丁目

 最上川に架かる各地の橋の歴史や人とのかかわりを、河口の出羽大橋から描いてきた「やまがた橋物語」。最終章の第六部は、米沢市中心部の「住之江(すみのえ)橋」から源流部に近い「火焔(ひのほえ)橋」まで十一の橋をたどる。

 米沢市の中心市街地の平和通り商店街とJR米沢駅をつなぐ「住之江橋」は、一九九五年十一月に架け替えられた。全長百三十六メートル、幅十八メートルで、クラシックな雰囲気を醸し出す街灯が印象的だ。

 初代の橋は三八(昭和十三)年十月、国が進める東北振興土木事業の一環として新設された。両側八カ所に半円形のバルコニーが設けられ、モダンな橋として知られた。このバルコニーについて、米沢の歴史に詳しい米沢直江会の小山田信一会長は「馬車が橋を行き交い危険なため、歩行者の退避用に作られた」と話す。

 モデルとなったのは新潟市の信濃川に架かる万代橋だ。米沢出身で初代新潟市長の八木朋直が、銀行の頭取時代に私財を投じて建設させた。当時の万代橋にも退避用のバルコニーがあり、住之江橋建設にあたり、関係者が米沢ゆかりの橋のデザインを用いたのだという。

 二代目となる現在の橋は、県が「新ふるさとづくり推進事業」として建設。市も費用を負担し、総額十五億円を掛けて架け替えられ、バルコニーのデザインは新橋にも引き継がれた。「馬車の通らない現在では、吾妻連峰の景色を楽しむ場所として認識されているようだ」と小山田会長。

 欄干には、米沢出身で日本を代表する彫刻家の故桜井祐一氏が市に寄付したブロンズ像四体が設置され、郷土の偉人をしのぶことができる。

2007/11/01掲載

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