やまがた橋物語

寒河江川前編[2]

◆寒河江川橋(寒河江)

寒河江川橋(寒河江)の写真 親柱や欄干などにサクランボのデザインが施されている寒河江川橋=寒河江市

 寒河江市中心部と同市の三泉地区や河北町をつなぐ寒河江川橋(長さ百四十四メートル、幅一二・五メートル)。国道112号にも接続し、交通の要衝にある。「日本一さくらんぼの里」を象徴するかのように、橋の至る所にサクランボのデザインが生かされている。

 升川建設(河北町)の社史によると、一八八七(明治二十)年に木橋が架けられたが、洪水のたびに破損したため永久橋が熱望され、一九三二(昭和七)年にコンクリート橋が完成した。その橋も老朽化が進み、一九九〇年に現在の橋に架け替えられた。

 サクランボの生産が盛んな三泉地区やチェリーランドが近いため、シーズン中は全国からの観光客が橋を渡る。欄干や歩道、親柱、照明灯の細部にまでサクランボをデザインしており、歩いて渡ると無数の“赤い宝石”を見つけることができる。

 橋のたもとにある伊藤建設の伊藤謙一会長(79)は長年、橋と寒河江川を見守ってきた。自宅は会社の隣で橋のすぐそば。かつて橋は遊び場だった。橋の上から川に飛び込んだり、交通量が少ない時代は、若者の集いの場でもあったという。川の水位観測員も務めた。水位は橋脚で観測するため、「上流に寒河江ダムができる前、大水の日は監視のため夜も眠れなかった」と振り返る。

 伊藤さんが会長を務める地元の住民団体「下河原平成会」は毎年夏、橋下流の河川敷で「寒河江川夏まつり花火大会」を開催している。花火大会はことしで十五回目を迎え、「十回で終える予定だったが、続けてほしいとの声が多くて」と伊藤さん。寒河江の夏の風物詩として定着している。

2009/03/17掲載

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