やまがた橋物語鮭川編[10]◆鮭川橋(鮭川)
半世紀にわたって地元住民に利用されている鮭川橋=鮭川村
鮭川村役場の北西約1キロ、羽根沢温泉に向かう途中に鮭川橋がある。1962(昭和37)年12月に完成。半世紀にわたって地元住民らの通行を支えてきた。長さは174.3メートル、幅5.5メートル。 「鮭川村史」によると、大正後期に最初の鮭川橋が架けられた。しかし洪水のために流失。戦前は鮭川本流の橋はここだけだったため、修復工事が終わるまで渡し舟を利用して両岸を行き来していたという。 橋の右岸に住む小屋利介さん(71)=同村佐渡=は「集落の稲作農家のほとんどが対岸に田んぼを持っていて、かつては農作業に使う牛や馬も大きな舟に乗せて渡っていた。現在の橋が架かってからとても便利になった」と振り返る。 鮭川は清流として知られ、サクラマスやアユなどの釣りスポット。シーズンになれば鮭川橋周辺にも県内外から多くの人が訪れる。近くの安喰惣一さん(81)は最上漁協の元筆頭理事。「連絡先を交換した愛好者から家に直接電話がかかってくるから」と、職を退いた後も川の状態をチェックする。シーズンの訪れを楽しみにしている。 2012/01/29掲載
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