やまがた橋物語

鮭川編[15]

◆金打坊橋(戸沢)

金打坊橋(戸沢)の写真 鮭川と最上川の合流点の上流に架かる金打坊橋=戸沢村

 金打坊橋は、鮭川と最上川の合流点から約450メートル上流に架かる。金打坊集落の住民にとって、対岸の津谷地区と結ぶ大切な橋だ。長さ190.7メートル、幅5メートル。

 「戸沢村史」によると、1965(昭和40)年に架橋運動が本格的に始まった。当時は渡し舟が唯一の交通手段。70年には同村の柏沢渡船場で転覆事故が発生、2人が犠牲となり、安全な通行にはやはり橋が必要-と運動が加速した。75年9月、ようやく完成。10月には旧戸沢、古口、角川の3村合併20周年を祝う記念式典とともに、竣工(しゅんこう)式が戸沢中で行われた。

 伊藤重雄さん(90)は当時、金打坊集落の代表の一人として住民の意見を集約した。「鮭川では釣りなどの楽しみもあったが、増水すると舟で対岸に渡れなくなるなど、苦労の方が多かった。何としても橋を架けたかった」と振り返る。

 橋から見える鮭川は、季節ごとにさまざまな表情を見せる。取材した際は、冷え込みで川両端の表面に氷が張っていた。伊藤さんは「秋になると、そろそろサケが遡上(そじょう)してくるころかなと思いながら川を眺めるのが楽しい」とうれしそうに語った。

2012/02/03掲載

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