やまがた橋物語

須川編第2部[7]

◆須川大橋(上山)

須川大橋(上山)の写真 須川の河原で発見された化石の森の説明板が立つ「須川大橋」=上山市

 上山市の宮脇地区と相生、関根両地区の間に架かる「須川大橋」(全長八十一メートル)は一九七〇(昭和四十五)年、農免道路の整備に伴って完成した。以前は両地区を結ぶ道がなく、行き来するには約二・五キロ上流の京塚橋が利用されていた。

 初夏の日差しの下、宮脇地区から自転車に乗った女性が橋を渡ってきた。橋の西側の関根地区にあるJAやまがた南部営農センターで苗作りを受け持つ森谷シゲ子さん(70)だ。自宅で昼休みを過ごし、午後の仕事に向かうところだという。「この橋がなかったら大変。困っちゃうね」とほほ笑んだ。

 相生地区で母が営む自動車販売・修理店の事務を担当する鈴木博子さん(58)は「須川大橋ができる前は、山形市へ行くのに上山市街地をぐるっと回り込んでいたので、けっこう時間がかかった」と話す。須川大橋を通る今は国道13号上山バイパスに出るまで十分とかからない。

 橋の下流約二百メートルの所で七年前、約二万三千年前のトウヒ属(エゾマツの仲間)の埋没林が発掘された。土石流で埋まったと考えられ、その後の調査で旧石器時代の一帯は豊かな針葉樹林だったと推定された。一帯は現在、「化石の森」と名付けられ、橋の西端に県が設置した説明板が立てられ、木製のポストに説明書が入れられている。去年九月の台風9号で土砂が堆積(たいせき)したので、現在、埋没林は橋の下流左岸約百メートルの場所だけで見ることができる。

2008/05/19掲載

下流へ上流へ
文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内7市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2018年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2018年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報、おくやみ… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から