やまがた橋物語

村山野川編[1]

◆間木野橋(東根)

間木野橋(東根)の写真 間木野橋の周囲には雄大な山並みが広がっている=東根市観音寺

 雄大な山並みが広がる東根市観音寺の間木野(まぎの)地区にある間木野橋。木造橋の時代もあったが、現在は1994年に完成したコンクリート製(長さ25.8メートル、幅10メートル)だ。周辺はホタルの生息地で、緑青色の欄干には光を放つホタルをモチーフにしたプレートが付いている。

 先代もコンクリート橋で、60(昭和35)年に完成。長さ13メートル、幅4メートルで歩道はなく、今より約50メートル東側にあった。96年にスキー場「ジャングル・ジャングル」がオープンする際、新たな市道の整備に合わせて架け替えられた。

 橋の近くに住む元間木野区長の岡田昌雄さん(83)によると、川を挟んで南側が鳥越という地名で、昔は「鳥越橋」とも呼ばれていた。60年以前は木造だったものの、支柱を備えた頑丈な造り。岡田さんは「間木野の住民にとっては高崎村中心部に向かう大切な橋。山奥から木を運ぶなど住民総出で建設に携わった。大雨の時には太い縄で周囲の木とつないで橋を守り、台風などでも流された記憶はない」と語る。

 戦前、地元住民は主に林業に従事。炭焼きも盛んで、木炭を背負って歩いたり、馬の背中に積んで運ぶ光景がよく見られたという。現在は朝夕に通勤の車が通るほか、季節によっては山菜採りやキノコ採りに向かう車が行き交うなど様変わりした。「時代の流れを感じる」と岡田さん。「昔は群生していたホタルの数も減っているようだ」と寂しそうな表情を浮かべた。

 宮城県境付近を源流とし東根市を東から西に横断するように流れ、河北町で最上川と合流する村山野川。全長は約12キロ。今回はこの川に架かる橋のうち、主な13の橋を紹介する。

2010/11/17掲載

下流へ
文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内7市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2018年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2018年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報、おくやみ… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から