やまがた橋物語

立谷川編[12]

◆明治橋(山形)

明治橋(山形)の写真 完成から5年を経過した明治橋。山形、天童両市の西部を結ぶ主要道路として交通量は多い=山形市灰塚

 立谷川の橋の中で最も新しい橋で、2006年5月から使用されている明治橋。長さ134メートル、幅13メートルで主要地方道山形羽入線に架かる。橋の周辺は山形市灰塚地区で、さらに北側は天童市高擶地区、南側は山形市渋江地区となる。灰塚地区は隣接の中野目地区や渋江地区などと合わせて明治地区と呼ばれており、橋の名称にもなった。

 周囲には田畑が広がっている。灰塚地区の伊藤長太郎さん(85)が橋の北側の畑で大根を収穫していた。「地区の農家は北側に住む人も川の南側に田畑を持っている。橋が開通するまで南側へ渡るには下流の灰塚橋しかなく、地区の東寄りに住む農家には遠回りだった」と話す。現在は、車を使わないお年寄りでも自分の田畑に行きやすくなったという。

 自転車に乗って明治橋を渡ってきた松尾隆紀君は同地区に住む山形七中(山形市天神町)の3年生。休日で、学校近くのクラスメートの家まで勉強を兼ねて遊びに行った帰りだという。「通学路は灰塚橋を通るコース。徒歩なので40分ほどかかる。休日に自転車で学校周辺に行く時は、歩道が広く走りやすいこの橋を渡る」と話した。

 明治橋は、通勤や帰宅時間帯の朝夕はもちろん、日中も通行車両が多く、天童市と山形市の西側を縦貫する主要な道路として定着した。西側には並行して東北中央自動車道が延びる。無料化の社会実験中で交通量が多いが、明治橋を行き交う車の数も負けてはいなかった。

2011/05/20掲載

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