談話室

▼▽「起重機」の異名を持つ元大相撲力士の明武谷(みょうぶだに)は1メートル89センチの長身を生かし、つり出しには定評があった。昭和30年代に活躍し、ソップ型の代表格。彫りの深い顔立ちと8頭身のスマートな体付きで女性の人気を集めた。

▼▽最高位は関脇で、1961年の秋場所は賜杯こそ逃したが、柏戸(鶴岡市出身)、大鵬両大関との優勝決定巴(ともえ)戦に臨んだ。その筋骨隆々たる体躯(たいく)を木彫家村岡久作(村山市出身)は自身が手掛ける仁王像の参考にする(荒町町内会「浅草寺奉納大わらじ『80年の歩み』」)。

▼▽東京大空襲で全焼した浅草寺の再建に際し、村岡は宝蔵門の仁王像のうち正面向かって右の吽(うん)形像を制作する。これが村山市からの2回目(64年)の大わらじ奉納に結び付く。衆院議員松岡俊三が実現させた最初(41年)の奉納からつながりを深め、きょうの8回目に続く。

▼▽大わらじは、丈が長い割には茎が強い水稲品種「合川(あいかわ)1号」のわらを材料とする。奉納田で収穫した米は純米吟醸酒「金の大わらじ」や「大わらじ煎餅」に加工され、売り出されている。10年に1度の大イベントになった奉納を遠く見守り、御利益はこちらであやかりたい。

(2018/10/21付)
最新7日分を掲載します。
  • 10月21日
  • ▼▽「起重機」の異名を持つ元大相撲力士の明武谷(みょうぶだに)は1メートル89センチの長身を生かし、つり出しには定評があった。昭和30年代に活躍し、ソップ型の代表格。彫りの深い顔立ちと8頭身のスマートな体付きで女性の人気を集めた。[全文を読む]

  • 10月20日
  • ▼▽「山形市の七日町通り周辺に300席程度の劇場が造れないかと、本気になって考えています」。15年前のことになる。元日向け本紙特別紙面のための対談中、劇作家井上ひさしさん(川西町出身)が突然切り出した。[全文を読む]

  • 10月19日
  • ▼▽徳川家康の居城として有名な駿府城跡(静岡市)から豊臣秀吉が配下に築かせた別の城の遺構が見つかった。史料がなく「幻の城」とされてきた豊臣方駿府城と確認できた根拠は金箔(きんぱく)を施した瓦と石垣の積み方だった。[全文を読む]

  • 10月18日
  • ▼▽人をだます事件は昨今珍しくないが、中にはドラマのような例もある。大正時代に断絶した宮家を名乗ってちゃっかり結婚披露宴を開き、多額の祝儀をだまし取った有栖川宮(ありすがわのみや)詐欺事件もその一つ。2003年に起きた。 [全文を読む]

  • 10月17日
  • ▼▽引き戸を開けて大きな声で来店を告げるのが慣習だった。「買ーうー」。白髪をひっつめにしたばあちゃんが奥から出てくるまでには時間がある。その間に考える。何を買おう。昭和の一銭店(駄菓子屋)の思い出だ。 [全文を読む]

  • 10月16日
  • ▼▽哲学者木田元(げん)さんは中央大で教職に就き、先輩に導かれて名店を回るうちにそばの味を極めようと思った。大学が当時あった東京・神田界隈(かいわい)は「そばの聖地」。老舗ぞろいで、そばを食しては先輩の蘊蓄(うんちく)に耳を傾けた。 [全文を読む]

  • 10月15日
  • ▼▽高校時代の同級生と久しぶりに会う機会があり、居酒屋で歓談した。卓上こんろの牛鍋が食べ頃になったので取り分けようとしたら「俺、煮た肉が苦手なんだよね」。焼いたらおいしく食せるのに、煮ると駄目らしい。[全文を読む]

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