談話室

▼▽2009年1月15日、USエアウェイズの旅客機が離陸後、危機に見舞われた。鳥がエンジンに飛び込み両方とも停止。米ニューヨーク上空だった。市街地への墜落を避けるため機長はハドソン川へ不時着を決断する。

▼▽のちに伝説となる「ハドソン川の奇跡」である。乗客乗員155人。氷点下8度の厳冬。着水後、浸水する機体から緊急脱出を迫られたが一人の犠牲者も出なかった。スムーズな着水に加え、現場に居合わせたフェリーや水上タクシーなどによる一斉救助活動の成果だった。

▼▽折しもこの日は、夜にブッシュ米大統領が国民へのお別れ演説をする日でもあった。オバマ氏への政権移行期。冷静な判断をしたサレンバーガー機長はオバマ大統領の就任式にも招待された。夫人が着用したカーディガンが寒河江市ゆかりと話題になったあの就任式である。

▼▽以来8年、新大統領にトランプ氏が就いた。米国第一主義を掲げる。ハドソン川ではさまざまな人種・国籍の乗客乗員がいただろうが、皆協力し奇跡は生まれた。トランプ氏がかじ取りをする米国はどこへ向かうのか。分断と溝が深まり制御不能とならぬよう祈るばかりだ。

(2017/01/22付)
最新7日分を掲載します。
  • 1月22日
  • ▼▽2009年1月15日、USエアウェイズの旅客機が離陸後、危機に見舞われた。鳥がエンジンに飛び込み両方とも停止。米ニューヨーク上空だった。市街地への墜落を避けるため機長はハドソン川へ不時着を決断する。 [全文を読む]

  • 1月21日
  • ▼▽次の文章の元になった小説を答えよ。「親ゆづりのパロディ好きで損ばかりしてゐる。小学校一年のとき帳面にぎつしり、いろはカルタのもぢりを書いて、廊下に立たされた」。ご存じ夏目漱石「坊っちゃん」である。 [全文を読む]

  • 1月20日
  • ▼▽冬晴れの山形市内、校庭に児童の歓声が響く。華麗にスケーティングを披露する子の一方、立つことすらおぼつかない子。ほほ笑ましいスキー授業の光景だ。幼いうちからスキーに親しめる環境は雪国の特権といえる。[全文を読む]

  • 1月19日
  • ▼▽ただの荒くれ者にすぎなかったビフ・タネンは21歳の誕生日、秘密の情報を基に競馬で大もうけ。その後も次々的中させて豪壮なカジノビルを建てる。巨万の富を築いただけではない。名誉市民に収まり権力も握った。[全文を読む]

  • 1月18日
  • ▼▽「今朝も混んだね」「全く。1時間もかかった」。朝の職場での会話。最近、出勤直後の挨拶(あいさつ)のようになっている。山形市内の道路渋滞。雪で歩きにくいのはもちろんだが、マイカー通勤者にも受難の日が続いている。[全文を読む]

  • 1月17日
  • ▼▽「大火後の大変さを知っているし、つらさを思うと胸が痛む」。新潟県糸魚川市中心部で昨年12月22日に発生した大火を受け、酒田市商店街連合会は手を差し伸べ、義援金を贈るために浄財を募り、復興を後押しする。 [全文を読む]

  • 1月16日
  • ▼▽この季節にしては違和感があった。山形市の霞城公園に中高年者十数人の団体。手に手にスマートフォンを持って、最上義光騎馬像を背に写真撮影に興じている。擦れ違いざま聞こえた会話に、なるほど合点がいった。 [全文を読む]

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