談話室

▼▽日本の航空機の父と呼ばれる二宮忠八は、翼に受ける風を利用し舞うカラスの姿から飛行原理を着想した。1891年にゴムひもを動力とする無人プロペラ飛行を成功させる。ライト兄弟が空を飛ぶ12年も前のことだ。

▼▽その約100年前には、竹の骨組みに和紙などを張った翼で滑空に挑んだ表具師・浮田幸吉もいる。自由に空を飛びたい-との憧れはいつの世も不変だ。今月、車いすでパラグライダーの1人乗り飛行に成功した加藤健一さん(38)=南陽市椚塚=も同じ夢を見ていたはずだ。

▼▽自らが筋ジストロフィー患者。衰える筋力に代わり、飛行機の操縦システムを応用した電動コントローラーを駆使し空中旋回を制御する。これまでも子ども向けの飛行用車いす開発や車いすによるタンデム飛行などに挑戦。パイオニアとして障害者に夢と希望を与えてきた。

▼▽空を飛びたいという気持ちさえあれば誰でも飛べる。果敢な挑戦はそれを証明する。このシステムを搭載した車いすでの滑空は世界初。新たな一歩に勇気をもらった人もいるだろう。障害者のスカイスポーツの間口を広げたい-。加藤さんが大空に描く夢は上昇気流に乗る。

(2019/04/24付)
最新7日分を掲載します。
  • 4月24日
  • ▼▽日本の航空機の父と呼ばれる二宮忠八は、翼に受ける風を利用し舞うカラスの姿から飛行原理を着想した。1891年にゴムひもを動力とする無人プロペラ飛行を成功させる。ライト兄弟が空を飛ぶ12年も前のことだ。[全文を読む]

  • 4月23日
  • ▼▽山形放送が製作したDVD「昭和のやまがた」シリーズは往時の山形を活写している。先月発売の第3弾は山形民衆駅の落成、朝日連峰とマタギ少年、東京五輪など昭和30年代後半から50年代の懐かしい映像の数々だ。 [全文を読む]

  • 4月22日
  • ▼▽花の盛りに合わせるかのように野鳥たちも春を謳歌(おうか)している。満開で膨らんだ桜に引かれるのは人間ばかりではない。甲高い声を上げ木々を渡るのはヒヨドリ。軽やかな音の源を探すと枝先でカワラヒワが歌っていた。 [全文を読む]

  • 4月21日
  • ▼▽テレビの報道番組を見ていて、思わず「えっ」と声が出た。大学時代のゼミの仲間が取材に答えている。彼の顔の脇には「霧多布(きりたっぷ)高校校長」の字幕がある。漫画家モンキー・パンチさんの死去を伝えるニュースだった。 [全文を読む]

  • 4月20日
  • ▼▽昭和の演歌歌手村田英雄はヒット曲「王将」で、吹けば飛ぶよな将棋の駒に賭けた命を笑わば笑え…と将棋指しの悲哀を歌った。モデルは伝説の棋士阪田三吉(1870~1946年)。波乱の生涯は映画にもなった。 [全文を読む]

  • 4月19日
  • ▼▽この時季、山形市方面から眺める月山は、異界が忽然(こつぜん)と現れたようにも見える。中腹から頂までひたすら白をまとい、手前の青みを帯びた山並みとは懸絶している。季節が進むにつれ雪は消え、周りと溶け合っていく。 [全文を読む]

  • 4月18日
  • ▼▽4月も半ばを過ぎた。社会人1年生は研修などを経てそれぞれの職場に配属されたころか。緊張の連続で帰宅すれば心身ともにぐったりだろう。中には先が不安になり、うつむいてしまっている人がいるかもしれない。 [全文を読む]

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