談話室

▼▽〈風吹けば/さわさわと鳴り/どこまでも続く稲の穂の波/かんばしい匂いをたてて熟れている/金いろの小さな実の群れ〉―庄内と縁の深い現代詩人、故茨木のり子が詩『最上川岸』で描いた実りの秋を迎えている。

▼▽『自分の感受性くらい』『倚(よ)りかからず』など凜(りん)とした詩風で知られる茨木は、母親が三川町生まれ、医師だった夫は鶴岡市出身。夫妻の遺骨は日本海を望む同市加茂の浄禅寺に眠る。先の3連休に世界一のクラゲ種類展示で人気の加茂水族館見学を兼ね、墓参りに訪れた。

▼▽潮風の心地よい港町だが、狭い道路は車で大渋滞。善宝寺など近隣駐車場からバスで輸送対応している。6月に新装オープンの水族館は入館者が3カ月半で40万人を突破。多彩なクラゲのほかアシカショーなど見応えも十分で、過去の年間最多記録(27万人余)を更新中だ。

▼▽大水槽を浮遊するミズクラゲを眺めながら茨木の絵本『貝の子プチキュー』を思った。海の世界の切ない物語。水族館も苦難の歴史を振り返れば、今が“実りの季節”。そして港町の風情が色濃く残る加茂や周辺地域は魅力も豊富だ。来館者に巡ってもらう仕掛けがほしい。

(2014/09/18付)
最新7日分を掲載します。
  • 9月18日
  • ▼▽〈風吹けば/さわさわと鳴り/どこまでも続く稲の穂の波/かんばしい匂いをたてて熟れている/金いろの小さな実の群れ〉―庄内と縁の深い現代詩人、故茨木のり子が詩『最上川岸』で描いた実りの秋を迎えている。 [全文を読む]

  • 9月17日
  • ▼▽来春卒業する高校生への企業の採用活動がきのう解禁された。求人倍率は全国的にリーマンショック前の水準に戻り、本県の1.48倍(7月末時点)は昨年同期に比べ0.51ポイント上昇し、17年ぶりの高水準となっている。[全文を読む]

  • 9月15日
  • ▼▽夏の間ずっとオレンジ色の花を咲かせていた凌霄花(のうぜんかずら)やピンクの百日紅(さるすべり)の花も終わりに近づいた。代わって、初夏に白い花を付けていた街路樹の山法師(やまぼうし)は秋になって球形の赤い実をたわわに付け、小鳥がついばんでいる。 [全文を読む]

  • 9月14日
  • ▼▽「新米を両手に掬(すく)ひ噛(か)んでみる」(朝日町・清野俊二さん=やましん俳壇)。収穫の喜びが伝わる。米どころ庄内平野では、先ごろ稲刈りが始まった。爽やかな秋空の下、生産者が頭を(こうべ)垂れた稲穂を次々と刈り取った。[全文を読む]

  • 9月13日
  • ▼▽人の弱みに付け込むのを「足元を見る」と言う。なぜ足元を見るのか。毎日、足元を飯のタネにしていた江戸の駕篭(かご)屋。旅人が疲れて歩けないと駕篭を頼むから、駕篭屋は客になりそうな人を足元で物色していたのだ。 [全文を読む]

  • 9月12日
  • ▼▽朝の交差点で信号待ちする時、一緒になる車が何台かある。その中に男児を乗せて女性が運転する福島ナンバー車もある。避難中の母子だろうか。しかし、この夏から見掛けなくなる。「帰還」の文字が脳裏をよぎる。 [全文を読む]

  • 9月11日
  • ▼▽「日本人はギャンブル好き?」。依存症の疑いがある人が成人の5%で、世界各国の1%と比べてかなり高いという。厚生労働省研究班がまとめた。要因としてパチンコやパチスロが身近にあることなどを挙げている。[全文を読む]

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山形新聞からお知らせ

  1. 9月21日(日)に「山新ヨモーニャくらぶ祭り」
     「第4回山新ヨモーニャくらぶ祭り」が21日、山形市の山形メディアタワーで開かれます。人気コミック「ONE PIECE(ワンピース)」のキャラクターが全国47新聞の広告に登場した紙面を一堂に集めた新聞広告展、「最上川200キロを歩く 小学校探検リレー2014」写真展、ステージ企画、社員食堂の開放など大人も子どもも楽しめる内容です。「YBCラジオ918フェスタ2014」も同時開催されます。
     8階では、「ONE PIECE」新聞広告展をはじめ、特設ステージで山形新聞のマスコット「ぶんちゃん」「ヨモーニャ」のショー、やまがた舞子の演舞が披露されます。また「昭和の遊び体験」、クイズ、ゲームなどのコーナーも設けます。9階の「最上川200キロを歩く 小学校探検リレー2014」写真展では、参加児童のメッセージが記されたビッグフラッグも展示します。
     また、9階の社員食堂を開放し特別メニューを提供。抹茶(有料)と眺望を楽しめるコーナーも用意しています。社内見学会は午前11時と午後2時の2回実施します。
     読者の皆さまへの感謝イベントとして毎年開催し4回目。入場無料。開催時間は午前10時~午後4時。問い合わせは事務局023(622)2177。
  2. 【やましんe聞スタート】
     紙面イメージをスマートフォン、タブレット、パソコンで読める新しい電子版「やましんe聞(イーブン)」の無料サービスを、読者限定で6月16日にスタートしました。詳しくは、こちらから。
  3. 【皆さんの五七五を募集します】
     山形新聞社は、山形出身の絵本作家・荒井良二さんと一緒に、言葉と絵で「ふるさと」を表現するプロジェクト「ホソミチくんと五・七・GO!」を実施しており、皆さんの五七五作品を募集しています。現在募集中のお題は「山形のひと」。締め切りは9月20日です。皆さんからのご応募をお待ちしています! 詳しくは、こちらから。
  4. 天気情報をリニューアル
     ホームページと携帯・スマートフォンサイト「モバイルやましん」で提供している天気情報を拡充し、見やすくリニューアルしました。天気情報は無料でご覧になれます。便利になった天気コンテンツを毎日の暮らしにご活用ください。
  5. 【2014年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2014年の8大事業が決まりました。年間紙面企画「やまがた観光復興元年」、「やまがた農新時代」。山形美術館では特別展「細川家の名宝と細川護熙の風雅」の開催など、今年も豊かな県民生活を願い多彩な事業を行っていきます。
    詳しくは、こちらから
  6. 【やまがたの野鳥を聞く】
     インターネットと紙面が連動し、野鳥の鳴き声を文字と音で紹介する企画「やまがたの野鳥を聞く」。本紙の記事を読んで、ホームページにアクセスすると、県内に生息する鳥たちのさまざまな鳴き声を耳にすることができます。ログインはこちら。また、携帯・スマートフォンの有料ページにも同様のコンテンツがあります。携帯・スマートフォンサイトへのアクセス方法は、こちら
  7. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  8. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
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