談話室

▼▽馬の視野は350度にも及ぶ。人間の瞳孔は円形だが馬は横長で、しかも目が顔の左右に付いているからなおさら広い。特に後方で動く物影に対し敏感に反応する。忍び寄る外敵にいち早く気付き、逃げるためという。

▼▽もしもそんな目をしていたらとふと考えた。つらい目に遭わずに済んでいたのではないか。全盲の男性をエスコートしていた盲導犬のオスカー君だ。何者かに腰の辺りを刺された。フォークのような尖(とが)った凶器で、それも何度も刺された可能性がある。犯人の気が知れない。

▼▽オスカー君は8歳。訓練もしっかり積んだのだろう。いつも通り男性を職場に届けた。慌てず騒がず、主人にも悟らせず。だが痛くなかったわけがない。こらえて吠(ほ)えなかっただけだ。盲導犬はパートナーに危険が迫る時以外、無駄な声を出さないようにしつけられている。

▼▽それにしても卑劣なことをする。目の不自由な人や盲導犬への思いやりは微(み)塵(じん)も感じられない。事件は先月末に埼玉で起きた。警察も腰を上げ、捜査を始めた。唯一の救いはオスカー君が手術を要するような重傷を免れたことだ。このうえは心の傷も残らないようにと祈る。

(2014/08/30付)
最新7日分を掲載します。
  • 8月30日
  • ▼▽馬の視野は350度にも及ぶ。人間の瞳孔は円形だが馬は横長で、しかも目が顔の左右に付いているからなおさら広い。特に後方で動く物影に対し敏感に反応する。忍び寄る外敵にいち早く気付き、逃げるためという。 [全文を読む]

  • 8月29日
  • ▼▽昔はよく「漫画ばかり見ているとバカになるよ」と叱られた。数十年前の話だ。随分な言い方だが、確かに、スポーツ根性ものや手塚治虫作品、ギャグ漫画などに夢中だった。友達と会話が弾む潤滑油にもなっていた。 [全文を読む]

  • 8月28日
  • ▼▽〈めぐり逢(あ)えた瞬間(とき)から死ぬまで好きと言って〉。サザンオールスターズの「TSU(つ)NA(な)MI(み)」である。ため息が出るようなラブバラードだが、震災後は“封印”しているという話も。そういえば最近聞かなくなった。 [全文を読む]

  • 8月27日
  • ▼▽去る日曜日、富士山の裾野、静岡の御殿場に降り立った。駅前は人、人でごった返している。今年最後の夏を楽しむ登山客という直感は頓珍(とんちん)漢(かん)で、東富士演習場で公開された富士総合火力演習を見に来た人たちだった。 [全文を読む]

  • 8月26日
  • ▼▽「障害者年金をもらい損ねていませんか?」。そう問い掛ける読者の投書が5年前本紙に載った。体に障害のある置賜の女性で、諦めず申請に手を尽くして受給にこぎ着けた自身の体験を基に、申請を呼び掛けていた。 [全文を読む]

  • 8月25日
  • ▼▽将棋の起源は、古代インドの「チャトランガ」という4人制さいころゲームとされている。これが中国などを経て日本へ。平安時代には貴族の間で流行し、江戸時代には八代将軍徳川吉宗のころから普及したとされる。 [全文を読む]

  • 8月24日
  • ▼▽春は梅や桜、夏はサルスベリ…。全国の気象台が開花や満開、落葉日などを調べている。「生物季節観測」。その秋の代表がススキで、山形地方気象台によると今年の開花は山形市が今月14日。平年より1日早まった。 [全文を読む]

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山形新聞からお知らせ

  1. 9月21日(日)に「山新ヨモーニャくらぶ祭り」
     ことしで4回目となる山形新聞の読者への感謝イベント「山新ヨモーニャくらぶ祭り」を9月21日(日)、山形メディアタワーを会場に開催します。毎回多くの方々にご来場いただいていますが、今回も盛りだくさんの企画でお待ちしています。
    おなじみの「ぶんちゃん&ヨモーニャ」のハッピーパレード、やまがた舞子による日本舞踊や「最上川200キロを歩く」参加児童の思いをつないだビッグフラッグ、写真の展示など大人も子どもも楽しめる内容となっています。さまざまな景品が抽選で当たる入場券を配布しますので、近くの山形新聞販売店にお申し出ください。当日、山形メディアタワー受付に直接お越しいただいても結構です。どうぞお楽しみに!! なお、当日は山形放送の「YBCラジオ918フェスタ2014」も同時開催されます。皆さまお誘い合わせの上、ぜひご来場ください。
  2. 【やましんe聞スタート】
     紙面イメージをスマートフォン、タブレット、パソコンで読める新しい電子版「やましんe聞(イーブン)」の無料サービスを、読者限定で6月16日にスタートしました。詳しくは、こちらから。
  3. 【皆さんの五七五を募集します】
     山形新聞社は、山形出身の絵本作家・荒井良二さんと一緒に、言葉と絵で「ふるさと」を表現するプロジェクト「ホソミチくんと五・七・GO!」を実施しており、皆さんの五七五作品を募集しています。現在募集中のお題は「山形のひと」。締め切りは9月20日です。皆さんからのご応募をお待ちしています! 詳しくは、こちらから。
  4. 天気情報をリニューアル
     ホームページと携帯・スマートフォンサイト「モバイルやましん」で提供している天気情報を拡充し、見やすくリニューアルしました。天気情報は無料でご覧になれます。便利になった天気コンテンツを毎日の暮らしにご活用ください。
  5. 【2014年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2014年の8大事業が決まりました。年間紙面企画「やまがた観光復興元年」、「やまがた農新時代」。山形美術館では特別展「細川家の名宝と細川護熙の風雅」の開催など、今年も豊かな県民生活を願い多彩な事業を行っていきます。
    詳しくは、こちらから
  6. 【やまがたの野鳥を聞く】
     インターネットと紙面が連動し、野鳥の鳴き声を文字と音で紹介する企画「やまがたの野鳥を聞く」。本紙の記事を読んで、ホームページにアクセスすると、県内に生息する鳥たちのさまざまな鳴き声を耳にすることができます。ログインはこちら。また、携帯・スマートフォンの有料ページにも同様のコンテンツがあります。携帯・スマートフォンサイトへのアクセス方法は、こちら
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