談話室

▼▽大相撲で32回優勝を飾り1960年代のヒーローだったのは第48代横綱の大鵬である。鶴岡市出身の横綱柏戸と「柏鵬(はくほう)時代」を築く。当時の子どもの大好きなものを示す「巨人、大鵬、卵焼き」という言葉も生まれた。

▼▽ところが、当の大鵬はそのフレーズが嫌いだった。ノンフィクション作家山際淳司の取材に答えている。当時の巨人は金に飽かしていい選手を引っ張ってきた。強くて当たり前。逆に自分は「裸一貫でこの世界にとびこみ、まったく一人でやってきたんだ。体を張ってね」。

▼▽巨人なんかと一緒にされちゃ困る―とも思っていたという。自分の力で積み上げる実績が全て。個人競技で生き残る厳しさが大鵬の発言からはにじむ。ならばこの人も、凡人には想像もつかぬ重圧の中で何年も戦ってきたのだろう。スキー・ジャンプの高梨沙羅選手である。

▼▽W杯ジャンプ個人戦で男女を通じ歴代単独最多となる通算54勝にあと1勝と迫る。記録を懸け山形市蔵王ジャンプ台で行われた第7、8戦。験のいい会場での達成を心待ちにしていたが、かなわなかった。でも、次の快飛躍への地道な助走と捉えよう。焦らずに待っている。

(2018/01/22付)
最新7日分を掲載します。
  • 1月22日
  • ▼▽大相撲で32回優勝を飾り1960年代のヒーローだったのは第48代横綱の大鵬である。鶴岡市出身の横綱柏戸と「柏鵬(はくほう)時代」を築く。当時の子どもの大好きなものを示す「巨人、大鵬、卵焼き」という言葉も生まれた。 [全文を読む]

  • 1月21日
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  • 1月20日
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  • 1月19日
  • ▼▽家で仕事をする夫は体調に不安があり、妻は買い物に出掛けても1時間以内に帰ってくる。夫が打ち合わせや懇談に出席する際も常に付き添っていく。だから、妻が自分の楽しみのために外出することはほとんどない。[全文を読む]

  • 1月18日
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  • 1月16日
  • ▼▽行列ができる人気の美術展の目玉が山形ゆかりと知れば、何だか誇らしくなる。東京の国立西洋美術館で28日まで開催中の「北斎とジャポニスム」展である。江戸の浮世絵師が西洋芸術にしるした刻印を具体的に示す。[全文を読む]

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