談話室

▼▽土用の丑(うし)の日に鰻(うなぎ)を食べる習慣は江戸時代の戯作(げさく)者・平賀源内の創案ともいわれるが、生き物としてのウナギには謎の部分が多い。昔は「ウナギは大地から自然に生まれる」「山芋が変わる」などと真面目に語られた。

▼▽「ウナギNOW(ナウ)」(宮崎日日新聞社など3紙合同編集)という本にある。生態の研究は今でこそ進み、ニホンウナギは太平洋のマリアナ諸島沖で生まれ、日本などの川に遡上(そじょう)して育ち、繁殖のため再びマリアナ沖に帰っていくと分かっているが、昔は想像もしなかったろう。

▼▽最近ではアジアなど海外でも結構食されているようだ。同書によると台湾では蒲焼(かばや)き専門店が増加中。韓国の専門店では、客がウナギの白焼きを焼き肉のように炭火で炙(あぶ)り、サンチュなど葉物野菜で包んで食べるのが一般的なスタイルだという。所変われば食し方も変わる。

▼▽世界のウナギの約7割を日本が消費し絶滅危惧種と聞けば、資源の枯渇が気になる。美味なだけに悩ましいが、これほどまでに蒲焼きが愛されるのも、ご飯との相性が抜群だからだろう。雪若丸が来年秋デビューする。瑞穂(みずほ)の国が生み出す“お米の名演技”も忘れたくない。

(2017/07/27付)
最新7日分を掲載します。
  • 7月27日
  • ▼▽土用の丑(うし)の日に鰻(うなぎ)を食べる習慣は江戸時代の戯作(げさく)者・平賀源内の創案ともいわれるが、生き物としてのウナギには謎の部分が多い。昔は「ウナギは大地から自然に生まれる」「山芋が変わる」などと真面目に語られた。 [全文を読む]

  • 7月26日
  • ▼▽ノンフィクション作家足立倫行さんは1984年7月24日、鶴岡市の鼠ケ関漁港から第5平安丸に乗り組み、イカ漁の取材に出た。操業は丸5日に及んだ。帰途に就いた28日、五十嵐安哉船長が乗組員に早口で伝えた。[全文を読む]

  • 7月25日
  • ▼▽東京・銀座にあったその高級クラブは、ゴージャスぶりとマダムの才覚で名を轟(とどろ)かせていた。「金とバラとスキャンダルに飾られた、生きている伝説そのもの」。海千山千の作家野坂昭如さんはマダムをこう描写した。 [全文を読む]

  • 7月24日
  • ▼▽「教場」「傍聞(かたえぎ)き」で知られる山形市在住の推理作家長岡弘樹さん。郊外に建てた仕事部屋は壁一面をホワイトボードにしたそうだ。先日彼の講演を聴いて、作家が小説を練り上げる創作過程を窺い(うかが)知ることができた。[全文を読む]

  • 7月23日
  • ▼▽黒柳徹子さんが初めて沖縄を訪ねた時のこと。飛行機を降り、車で高速道路を走ると急な雨。濡(ぬ)れた車窓に顔をつけて、家並みを見ると「まだ、猫たちは屋根の上にいる」。ずぶ濡れなのに「沖縄の猫は平気みたい」。 [全文を読む]

  • 7月22日
  • ▼▽その夏はひどい渇水だった。大江町の最上川は川床の岩盤が露(あら)わになり偶然、夏休みの小学生2人が巨大な骨の化石を見つけた。800万~1千万年前の新種と判明し、後に「ヤマガタダイカイギュウ」と命名される。[全文を読む]

  • 7月21日
  • ▼▽公営競技のボートレースは6艇が出走する。1~3着を着順通り予想する3連勝単式の投票方式は的中の確率が120分の1。2014年12月に行われたレース最高峰・グランプリ優勝戦は5万円超の高配当になった。 [全文を読む]

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