談話室
▼▽東日本大震災で大打撃を受けた東北の太平洋沿岸に24日、「三陸復興国立公園」が誕生した。陸中海岸国立公園と青森県の種差(たねさし)海岸階上岳(はしかみだけ)県立自然公園を再編。三陸海岸の景観美を核に多彩な魅力を国内外へ発信する。 ▼▽東北新幹線が八戸駅まで開通した11年前、青森県八戸市には旅情を誘う特大ポスターがあふれていた。「私は今、ウミネコの街にいます」が宣伝文句。復興公園は、その繁殖地として有名な蕪島(かぶしま)が北端になる。新時代の観光振興を担いウミネコの鳴き声も一層高まりそうだ。 ▼▽八戸城跡近くに地元出身の作家、故三浦哲郎(てつお)の文学碑が立つ。執筆する際の理念として、三浦は「一尾の鮎(あゆ)」を念頭に「鮎のような姿の作品が書きたい。無駄な装飾のない、簡潔な、すっきりとした作品」と記す。文章を生業(なりわい)とするわれわれ記者にとっても、永遠の目標だ。 ▼▽復興公園では、蕪島から南下し公園外の福島県相馬市松川浦まで約700キロの自然歩道「みちのく潮風トレイル」を整備。津波など自然の脅威も伝える計画だ。三浦の説く“虚飾のない姿”は、東北の精神風土にも通じる。本県も含めて「鮎の理念」で東北再生を目指そう。 (2013/05/25付)
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▼▽東日本大震災で大打撃を受けた東北の太平洋沿岸に24日、「三陸復興国立公園」が誕生した。陸中海岸国立公園と青森県の種差(たねさし)海岸階上岳(はしかみだけ)県立自然公園を再編。三陸海岸の景観美を核に多彩な魅力を国内外へ発信する。 [全文を読む] ▼▽青森市生まれの冒険家三浦雄一郎さんが史上最高齢の80歳で世界最高峰エベレスト(8848メートル)の登頂に成功した。偉業達成の後には「世界最高の気分。まだまだいける」と元気によもやの“まだまだ宣言”をした。 [全文を読む] ▼▽みずみずしさを感じさせる、緑や紫色の県産アスパラガスが店頭に並ぶ。かつて福島県内をドライブした際、旧熱塩加納村(現喜多方市)の栽培農家が教えてくれた。「焼いて食べてもおいしいよ」。これにはまった。 [全文を読む] ▼▽若葉の木漏れ日が爽やかな季節。ハナミズキの白や薄紅の花々が街を彩り、麗しい5月を詠嘆する。見渡すと故郷の山々は多彩な緑の衣装に残雪を頂き、陽光にきらめいている。固有の山容はまさに郷土のシンボルだ。 [全文を読む] ▼▽近い将来、安価な燃料が太平洋を渡って来そうだ。米国産のシェールガス。日本への輸出が米国で認可されたとの朗報があった。大陸の地底に豊富に眠り、採掘技術の進化で大量生産が可能になった新型の天然ガスだ。 [全文を読む] ▼▽科学嫌いの若者が増えているとされる中、科学技術振興機構は中学生を対象に「科学の甲子園ジュニア」を創設した。本来は高校生の大会で本県からは山形東が出場。中学生を新たに加える試みには大いに賛同したい。[全文を読む] ▼▽中学校で英語を習い始めたころ、1人称は自分のことで、2人称はあなた、3人称はそれ以外の彼女、彼らなどと教わった。ノンフィクション作家の柳田邦男氏は「2.5人称」という視点を著書などで提起している。[全文を読む] |
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