談話室

▼▽2014年大相撲夏場所12日目、横綱鶴竜と関脇豪栄道の両力士による結びの一番でのことだ。勝ち残りで土俵下にいた横綱白鵬関が右手を挙げた。日本相撲協会審判規則では控え力士も物言いをつけることができる。

▼▽協議の結果、豪栄道関がまげをつかんだとして鶴竜関は反則勝ちを得た。今回は事情が違った。22日の九州場所11日目、最多勝利記録を持つ大横綱は関脇嘉風関との取組で寄り切られて土が付くなり、土俵下で自ら右手を挙げて立ち合い不成立を訴え、不服の態度を示した。

▼▽最高位の立行司で「平成の名行司」とされた第28代木村庄之助=本名後藤悟さん・鶴岡市出身=は1993年の引退を前に「脇役、進行役、誘導役、そして土俵の引き締め役」と自身が担ってきた使命について本紙に語った。行司は身命を賭(と)して勝負の世界に目を光らせる。

▼▽そんな立行司が裁く中で立ち合いは成立した。「(式守)伊之助さんが『残った』と言ったので…」。嘉風関は横綱をたまり席まで吹っ飛ばした。上がった軍配は覆らなかった。勝ち名乗りを受けた関脇が花道に下がっても土俵を降りようとしない横綱に品格は失(う)せていた。

(2017/11/24付)
最新7日分を掲載します。
  • 11月24日
  • ▼▽2014年大相撲夏場所12日目、横綱鶴竜と関脇豪栄道の両力士による結びの一番でのことだ。勝ち残りで土俵下にいた横綱白鵬関が右手を挙げた。日本相撲協会審判規則では控え力士も物言いをつけることができる。 [全文を読む]

  • 11月23日
  • ▼▽エアバッグの世界的メーカーだったタカタが2兆円近くの負債を抱え経営破綻したのは半年前のことである。欠陥製品の異常破裂が米国などで判明してからも、自動車メーカーと責任を押し付け合い問題を長引かせた。[全文を読む]

  • 11月22日
  • ▼▽毎年この時期、山形市内の大学で学生たちが書いた作文にアドバイスする機会がある。その中の一編に、新鮮な印象を受けた。題は「お年寄りと若者の共生に向けて」。先の衆院選を巡って考えたことをまとめている。[全文を読む]

  • 11月21日
  • ▼▽ぼさぼさのおかっぱ頭にそばかす顔という風貌の国税の女性査察官を、宮本信子さんが熱っぽく演じていた。伊丹十三監督の「マルサの女」(1987年公開)である。山崎努さん演じる巨額脱税者を追い詰めていく。 [全文を読む]

  • 11月20日
  • ▼▽15年以上も前になる。東根市の黒伏高原で春のスノーシュートレッキング教室に同行した。葉を落としたブナ林に陽光が注ぎ、残雪がまぶしい。眺望が開けた稜線(りょうせん)で、つい身を乗り出したら「そこまで」と制止された。[全文を読む]

  • 11月19日
  • ▼▽人と煙草(たばこ)の良し悪しは煙になって後の世に知る-。たばこは火を付けて紫煙をくゆらし、吸って初めて豊かな香りや味わいが分かる。然様(さよう)に人の真価は生涯を終え、後の時代、歴史の中で評価されるという意味らしい。[全文を読む]

  • 11月18日
  • ▼▽戦後間もない頃、焼け跡に俄仕(にわか)立ての屋台が立つと一杯のラーメンを求めて長い行列ができた。その光景に「日本人はかくも麺好きだったのか」と強烈な印象を受けた人がいる。日清食品創業者の安藤百福(ももふく)さんである。 [全文を読む]

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