【海坂藩の風景】たそがれ清兵衛 清水の農道・鶴岡

2017年06月29日
奥に見えるのが金峯山。清兵衛がまきを背負って家路を急ぐ場面が撮影された。当時田んぼだった農地は今はアスパラと枝豆の畑になっている=鶴岡市羽黒町玉川(イラストは登場人物のイメージ)
奥に見えるのが金峯山。清兵衛がまきを背負って家路を急ぐ場面が撮影された。当時田んぼだった農地は今はアスパラと枝豆の畑になっている=鶴岡市羽黒町玉川(イラストは登場人物のイメージ)
 たそがれ清兵衛、隠し剣鬼の爪、山桜―。藤沢周平さん原作の映画で何度も使われたロケ地がある。「庄内ロケ地データベース」で「清水の農道」と紹介されるその場所は、鶴岡市羽黒町玉川の一見普通の農地だ。

 たそがれ清兵衛では清兵衛(真田広之)の妻の葬列のシーン、清兵衛と奉公人がまきを背負って家路を急ぐ場面が撮影された。当時、羽黒町職員としてロケ地選定に関わった丸山典由喜さん(50)=M&N CO(カンパニー)社長=は「あの山は?」と山田洋次監督に尋ねられ、金峯山であること、ふもとは藤沢さんの故郷であることを説明した。藤沢さんゆかりの金峯山が見える風景に山田監督はこだわったようだ。

 所有者の今井和正さん(67)は「場所によっては月山も見える。(時代劇なので)整備されていない農地という点も良かったかもしれない」と分析。映画の撮影と聞いてもさして興奮することはなく、「仕事があったから」とロケの様子は見ていない。撮影があったと実感したのは、その後、田起こしをした時。「踏み固まっていて、撮影でだいぶ人が来たんだなと思った」。スクリーンの名場面と地続きに、人々の何気ない暮らしがある。
(報道部・大坪千絵)

【たそがれ清兵衛】
 ▽監督=山田洋次
 ▽出演=真田広之、宮沢りえ(2002年)

同じ農地の一角。こちらの方向には晴れていれば月山が見える
同じ農地の一角。こちらの方向には晴れていれば月山が見える


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