たそがれ清兵衛 鶴岡・三軒屋の農道

2017年08月24日
ロケ地となった農道。庄内ロケ地データベースでは「三軒屋の農道」と紹介されている。向こうに見えるのが羽黒町の街並み
ロケ地となった農道。庄内ロケ地データベースでは「三軒屋の農道」と紹介されている。向こうに見えるのが羽黒町の街並み
 時代劇の屋外ロケで電柱を隠すことはあっても、わざわざ建てることは珍しいのではないだろうか。それが行われたのが「たそがれ清兵衛」のラスト。清兵衛(真田広之)の娘以登(岸恵子)が両親の墓参りをする。その道中、人力車が田んぼ道を駆け抜けるシーンだ。

 清兵衛が生きたのは幕末。そのころ幼かった以登が高齢になっているからラストシーンは大正か昭和の初めくらいか。撮影地は鶴岡市羽黒町南部の農道。映画と同じように、農道から少し離れた場所でカメラを構えると、山並みと水田が視界に入った。北には鳥海山がそびえ立つ。現代的な構造物が目に入らないので、どんな時代にも対応できるのだろう。木製の電柱が並び、人力車が走るとすっかり近代のイメージになる。

 人力車を引いた佐藤則夫さん(80)=大蔵村南山=は「40秒でここからここまで走ってほしい」と指示され、何度か撮り直した記憶があるという。農道は未舗装で、佐藤さんは、乗っている岸さんがあまり揺れないように気を付けて走った。

ロケ地となった農道。庄内ロケ地データベースでは「三軒屋の農道」と紹介されている。向こうに見えるのが羽黒町の街並み
ロケ地となった農道。庄内ロケ地データベースでは「三軒屋の農道」と紹介されている。向こうに見えるのが羽黒町の街並み
 近代の雰囲気を演じきったその農道に立ってみると、羽黒の街並みはそんなに遠くない。市街地のすぐ近くにも、タイムトリップできる風景は埋もれている。
  (報道部・大坪千絵)

【たそがれ清兵衛】
 ▽監督=山田洋次
 ▽出演=真田広之、宮沢りえ、岸恵子(2002年)
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