連載企画

月山・夏変化

■静寂、朝の五色沼 <第4日>
2009年07月30日 掲載
静寂に包まれた朝の五色沼。水面に風景が逆さに映っていた=30日午前6時30分、西川町志津
静寂に包まれた朝の五色沼。水面に風景が逆さに映っていた=30日午前6時30分、西川町志津
 踏破隊が29日に宿泊した月山志津温泉(西川町)仙台屋のちょうど向かい側に、不動院跡と五色沼がある。

 人々の信仰を集め、江戸時代には高さ2.7メートルの巨大な不動明王像、2.4メートルの大日如来像が祭られていたという。明治の廃仏棄釈で取り払われた後も、境内には「湯殿山」の石碑、松尾芭蕉の句碑などが立つ。

西川町志津温泉の五色沼の前に不動院跡がある。「湯殿山」「光明真言五百萬遍供養」などと刻まれた石碑が立ち並び、かつて登拝者が行き交ったことをうかがわせる=30日午前6時58分
西川町志津温泉の五色沼の前に不動院跡がある。「湯殿山」「光明真言五百萬遍供養」などと刻まれた石碑が立ち並び、かつて登拝者が行き交ったことをうかがわせる=30日午前6時58分
 月山踏破第4日の30日、夜明けまで降っていた霧雨がやがて上がり、雲の切れ間から日が差した。今年は天候にあまり恵まれないが、悪いなりに天もわれわれに配慮してくれたかのようだ。

 前夜の食事でマシンガントークを披露した増田光秀さん(35)=小国町、林業=が「昨日は調子に乗り過ぎました」と、この日は心なしか寡黙だ。どうやら、明け方に腹を下してしまったらしい。前の日雨に打たれ、体が冷えたせいか。でも、山歩きに問題はなさそう。

 第4日、一行は志津から姥沢、姥ケ岳を経て、庄内側の湯殿山神社方面に向かう。

(月山踏破取材班)
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