連載企画

月山・夏変化

■一転、雲にすっぽり <第5日>
2009年07月31日 掲載
県立自然博物園の散策路に広がるブナ林。霧が立ちこめ幻想的な雰囲気が漂った=31日午前9時7分
県立自然博物園の散策路に広がるブナ林。霧が立ちこめ幻想的な雰囲気が漂った=31日午前9時7分
 月山踏破第5日の31日早朝、宿泊地の湯殿山ほてる(鶴岡市)周辺は晴れ渡っていた。

 今回初めて夏山縦走、踏破に参加した山形大自然に親しむ会会長の小寺義(ただし)さん(22)=理学部3年、山形市=は、千葉県旭市の出身。実家は九十九里浜の近くで、周辺に山はない。ところが山形は対照的だった。住んでいる寮のすぐ近くには千歳山。赤茶けた姿を初めて見た時「でかいなあ」と思った。「今までできなかったことをしよう」と、自然に親しむ会に入った。

県立自然博物園内に群生するエゾアジサイ=31日午前9時38分
県立自然博物園内に群生するエゾアジサイ=31日午前9時38分
 広大な景色や稜線(りょうせん)を山頂から眺める瞬間が、特に好きだという。月山に登るのは初めて。休憩時やその日の行程終了のたびに、かかった時間や登山道の様子などを丹念にメモしている。「今回歩くのは、月山の登山コースのほぼ全部。この先サークルでも生かせる」。こんなメンバーに、踏破隊は支えられている。

 出発するころは早朝と一転、辺りは雲に包まれてしまった。山の天気の変わりやすさを実感する。一行はこの日、湯殿山ほてるから県立自然博物園(西川町)のネイチャーセンターに移動。まず付近の周遊コースを散策し、霧にかすむブナ林や湧水(ゆうすい)などを見た。施薬避難小屋を経て、再び山頂に向かう。

(月山踏破取材班)
文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大
ふるさとだより
山形新聞「お届け電子版」
Twitterはじめました
ニュース特集
山形新聞から
やましんケータイサイトのアクセス方法はこちらから 朝刊連載小説「三人の二代目」 てれナビのご紹介