県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

月山山菜そば 地元の良い食材を凝縮

 地元で採れた山菜やキノコがたっぷり入った西川町の「月山山菜そば」。旬の食材を使うため、季節ごとに味が少し違うのも特徴だ。月山山菜そば協同組合(佐藤治彦組合長)に加盟する町内20店で味わうことができる。

 佐藤組合長が経営する「山菜料理 出羽屋」によると、月山山菜そばは約35年前に同店で誕生した。先代が、閉店後に訪れた客に「何でもいいから食べさせて」と頼まれ、即興で作ったのが始まりだという。

 今の時期は栽培物や塩漬けした山菜を使う。ウルイやワラビ、マイタケなどの食材を一気に鍋に入れ、沸騰するまで煮る。その間にそばをゆで、別の器に盛る。鍋がひと煮立ちしたらあくを取り、しょうゆやみりんで作った“秘伝のたれ”と鶏肉を入れる。最後にセリを散らせば完成。食材のうま味が出た汁にそばをつけて食べるのも良いが、そばを鍋に入れて一緒に煮込むのもお薦めだ。

 同店の若女将佐藤明美さん(48)は「山菜、そば、水、すべてが町内産。地元の良い素材を凝縮させた食べ物なんです」と話す。

材料】ウルイ、ワラビ、ゼンマイ、コゴミ、ミズ、ウド、ナメコ、マイタケ、エノキ、シイタケなど旬の山菜、鶏肉を好みの分量で。
2010年03月30日 掲載
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