県内 ご当地味覚

県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

麩の野菜ロール巻き 創作料理イベントで好評

 東根市六田地区特産の麩(ふ)。良質な水があり、小麦栽培が盛んだったことから江戸時代後期から作られ始めたとされ、現在は7軒が営む。各家庭でアイデア料理も調理されるなど市民に親しまれている。

 「麩の野菜ロール巻き」はJAさくらんぼひがしね女性部長瀞支部長の菊地和子さん(55)=東根市長瀞=が考案した。同女性部が地元食材を使ったアイデア料理を披露するイベントで好評を博した一品だ。

 作り方は、水に浸した焼き麩を絞り、切れ目を入れて開く。かたくり粉をまぶし、卵を混ぜて塩・こしょうで味付けした合いびき肉を敷く。ゆでたニンジン、五月菜、シイタケを並べて巻く。つまようじを刺してロール状に保ち、だし汁で10~15分程度煮る。残っただし汁で作ったあんをかけて出来上がり。菊地さんは「麩は野菜いために入れたり、油で揚げてお菓子にしたりとさまざまな料理に使えます」と話す。

材料】4~6人前は焼き麩(長さ約20センチ)4本、牛豚の合いびき肉300グラム、卵1個、五月菜100グラム、ニンジン2分の1、シイタケ4枚、かたくり粉大さじ2、塩・こしょう少々、だし汁(水400ミリリットル、しょうゆ50ミリリットル、みりん大さじ1、砂糖大さじ1、風味調味料適量)。
2010年04月27日 掲載
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