県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

カキ飯 決め手はエキス、海の味

 イワガキの産地らしい料理だ。遊佐町吹浦産のイワガキとご飯を一度に味わえる「カキ飯」。イワガキの味と香りがご飯に染み込み、絶妙に調和する。漁師の妻で近くの主婦高橋恵子さん(56)に作り方を聞いた。いわく「ポイントはカキエキスです」

カキ飯
 イワガキの殻をむいた際に出るエキスをこし、酒としょうゆ少々、水と合わせる。この中にイワガキを入れて一煮立ちさせる。イワガキに味が染み込んだら、だしから取り出しておく。

 ご飯はだしと合わせて炊き、炊き上がったらご飯を混ぜる前にイワガキを載せる。「イワガキとコメを一緒に炊くとイワガキが縮み、食感がなくなるから注意を」と高橋さん。実際に食べる時になったらかき混ぜ、紅しょうがを添えてもおいしい。

 生や鍋、みそ汁以外においしく食べられる方法がないかと、10年ほど前から作り始めたという。カキエキスは鮮魚店などで殻をむいてもらう際に手に入れるとよい。カキエキスさえあれば気軽に挑戦できる。

 「イワガキのふっくらとした食感とご飯に染み込んだ海の味は子どもから大人まで楽しめます」。高橋さんはそう付け加えた。

材料】コメ3合に対し、イワガキは10~15個が適量。5個分のイワガキエキスを使う。だしを作る際のしょうゆと水の割合は1対5で、しょうゆ40ミリリットルに水200ミリリットルを加える。
2010年06月22日 掲載
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