県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

アスパラガスの冷汁 特産品使い、食卓に彩り

 米沢藩に古くから伝わり、置賜地方を中心に今も愛されている郷土料理「冷汁(ひやしる)」。飯豊町で特産品として栽培に力を入れているアスパラガスを使うと、色鮮やかな冷汁が出来上がる。

 アスパラガスの収穫は春採りが一般的だが、夏秋(かしゅう)採りも行われるようになり、春から秋にかけて味わうことができる。

 作り方はこんにゃくと高野豆腐、ニンジンを短冊切りに。しょうゆとみりん、塩を合わせただし汁に、打ち豆と、水で戻したシイタケやキクラゲなどの具を入れ、一煮立ちさせる。打ち豆が軟らかくなったら火を止め、鍋を水で冷やす。冷えたらゆでたアスパラガスとニンジンを合わせてよく混ぜ、バランスよく盛り付ければ完成。

 調理してくれた飯豊町食生活改善推進員連絡協議会の中村文子会長(72)=同町手ノ子=は「アスパラは細いものを使うと味がしみこみやすい」と話す。先人の知恵を受け継いだ伝統料理に、色鮮やかなアスパラガスを使って食卓に彩りを添えてみては。

材料】アスパラガス300グラムで10人分。ほかの具材はニンジン100グラム、打ち豆25グラム、干しシイタケ3個、キクラゲ30グラム、高野豆腐1枚、こんにゃく130グラム(約半丁)。かつお節で取っただし汁とシイタケの戻し汁を合わせた約500ミリリットルの汁に、しょうゆ100ミリリットルとみりん60ミリリットルを加える。塩はお好みで。味がしみこむほどうま味が増す。
2010年07月13日 掲載
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