県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

いとこ煮 食感もちもち甘さ濃厚

 庄内地方では秋から冬にかけてアズキと餅米で作る「いとこ煮」が食卓に並ぶ。農家を中心に代々受け継がれてきたもので、もてなしの料理などとして食されてきた。もちもちとした食感と濃厚な甘さが特徴だ。

いとこ煮
 いとこ煮の名前の由来は、おいおい(次々)と材料を入れるため、「甥甥(おいおい)」にかけてしゃれで呼ばれた-などの諸説が伝わっている。調理する地域ごとに食材は異なり、カボチャなどを入れる家庭もある。「いどご煮」とも呼ばれる。

 今回は農業佐藤ちゑさん(77)=庄内町近江新田=に調理方法を教えてもらった。作り方は至ってシンプル。アズキを軟らかくなるまで煮た後、一晩、水に浸しておいた餅米をアズキの上部に加え、ひたひたの水加減で約30分間煮る。佐藤さんは「出来上がりにむらができないように、この時点でアズキと餅米をかき混ぜないことがポイント」とアドバイスする。

 火を止めて10分ほど冷まし、砂糖と塩を入れてへらで混ぜる。水気が出てきたら焦げ付かないように弱火にかけ、ぽつぽつと気泡が出てきたら完成だ。

 いとこ煮を一口食べると、甘党にはたまらないアズキの香りと甘さが口の中に広がる。佐藤さんは「出来たてでも冷めてもおいしい。調理した翌日は味が染みていて一番の食べごろ」と話す。

材料】 5、6人分はアズキ525グラム、餅米450グラム、砂糖600グラム、塩5グラム。

2010年09月28日 掲載
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