県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

とろろ八杯 体ポカポカ、食が進むとろみ汁

 大石田町の伝統料理「とろろ八杯」は、ぴりっとした辛味大根風味の自然薯(じねんじょ)と、とろみが付いた汁が体を温める。寒さが募るこの時季にぴったりのおわんだ。

とろろ八杯
とろろ八杯
 大石田は江戸時代、京都などとの交易を担った最上川舟運の中心河岸として繁栄した。冷たい川風が吹く中、舟が港に着くと、住民は温かい「とろろ八杯」を船頭らに振る舞った。体が冷えきった船頭らは温かく辛味が効いた汁に食が進み、8杯もお代わりしたと伝えられている。

 作り方は、豆腐を長さ3センチ、幅1センチほどの短冊切りにし、三つ葉はさっとゆでて3センチの長さに切っておく。自然薯は皮をむいてすり下ろし、辛味大根の汁を加えてなじませる。だし汁を鍋に入れ、しょうゆ、塩で味を調え、豆腐を入れて加熱。豆腐が浮き上がったところで、水溶きかたくり粉でとろみを付ける。おわんに盛り、自然薯を山掛けにして三つ葉を載せて出来上がり。

 「とろろ八杯を作る家庭も少なくなった」と町食生活改善推進連絡協議会会長の畑中利子さん(72)=同町横山。「汁が冷めにくいようにとろみを付け、辛味大根の汁と自然薯が体を温める。よく考えられている料理」と話す。

材料】豆腐300グラム、だし汁2カップ、しょうゆ大さじ1、塩小さじ1、かたくり粉少々、三つ葉30グラム、自然薯100グラム(長芋でもよい)、辛味大根の汁大さじ1~3。

2011年1月25日 掲載
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