県内 ご当地味覚

県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

蕗みそめんたいクリームパスタ ほろ苦い“春のスパイス”

 春を告げるフキノトウが出始めた。なじみのある「ふきのとうみそ」を一風変わった食べ方で楽しんでみては。フキノトウを扱う中山町の「町情報・物産館 ○っと(まるっと)」で働く渡辺久子さん(55)=向新田=に、オリジナル料理「蕗(ふき)みそめんたいクリームパスタ」を教えてもらった。こくのあるソースが絡んだスパゲティに、ほろ苦い“春のスパイス”が添えられている。

蕗みそめんたいクリームパスタ
 まずは、好みの味付けをしたふきのとうみそを用意。スパゲティをゆでる間に、シイタケを一口大に切ってバターで炒め、フキノトウを素揚げして細かく刻む。ほぐしためんたいこと牛乳、生クリームを同じ容器に入れ、混ぜておく。麺がゆで上がったら湯を切り、バターを絡める。ゆで汁は少し取っておく。

 麺をサラダ油とバターで炒めながら、ふきのとうみそとゆで汁を入れ、なじませる。ほぐれたら火から外し、めんたいこと牛乳、生クリームを混ぜたものを一気に入れて混ぜる。好みでしょうゆをたらすのもいい。

 皿に盛り付け、刻んだフキノトウとシイタケを飾り、刻みのりを散らして完成。濃厚なソースの後味に、フキノトウがふんわりと香る。渡辺さんは「フキノトウの香りを生かした。ふきのとうみそを増やしたり、好きにアレンジしてみては」と話す。

材料】 4人分は、乾燥スパゲティ400グラム、ふきのとうみそ大さじ1、めんたいこ80グラム、牛乳60グラム、生クリーム20グラム、バター20グラム、サラダ油適量、フキノトウ10グラム、シイタケ4枚、刻みのり適量。

 ふきのとうみそ(味付けの例・フキノトウ10グラム、みそ30グラム、砂糖20グラム、みりん小さじ2、酒小さじ2、白ごま適量)。

2011年3月8日 掲載
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