県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

南庄内の黄色い笹巻き 灰汁で煮込み、きな粉と黒みつかけ

 もち米を笹の葉で巻いてゆでて作られる笹巻きは、子どもの成長を願って県内各地で食べられてきた伝統食。現在でも端午の節句のころ、盛んに作られている。

南庄内の黄色い笹巻き
 庄内地方の笹巻きには大きく分けて北庄内の白い笹巻きと、南庄内の黄色い笹巻きの2種類がある。葉でくるんだもち米をそのままゆでる白い笹巻きに対し、黄色い笹巻きは灰汁(あく)で煮込むことでもち米が黄色になり、ぷるんとした食感になるのが特徴だ。巻き方にも「こぶし巻き」「たけのこ巻」などがあるが、南庄内は正三角形の「三角巻き」で、きな粉と黒みつをかけて食べる。

 黄色い笹巻きの作り方を三川町土口の芳賀和子さん(83)に聞いた。笹は乾燥させて保存していたものを煮て柔らかくする。もち米はといだ後、灰汁を加えて1晩置く。葉を丸めて三角形の一角を作り、もち米を入れたらふたをするように葉を折ってひもで結ぶ。中の米が出ないようにしっかり結ぶのが難しいが、芳賀さんは慣れた手つきで次々と作業を進めていく。包みごと灰汁を入れた鍋で約2時間半煮込み、乾燥させて出来上がり。

 芳賀さんは「農家では田植え作業が終わり、嫁が実家に里帰りするときに持たされたものだった」と教えてくれた。笹のほのかな香りと黒みつの甘さがくせになり、ついつい「もう1つ」と手が伸びる1品だ。

  【メモ】(約50個分)もち米1升。笹の葉100~150枚、灰汁(灰汁の代わりに重層を入れても良い)。

2011年5月10日 掲載
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