県内 ご当地味覚

県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

いかめし 旬の食材、軟らかく煮込み

 鶴岡市の各漁港でスルメイカ漁が最盛期を迎えている。一夜干しやイカの塩からなど、旬のスルメイカを使った料理の中でも、いかめしはボリューム満点。煮込んだイカの軟らかさと、もち米のもちもち感がたまらない一品だ。

いかめし
 県漁業協同組合女性部の加茂支部長佐藤伊代子さんに作り方を教えてもらった。イカは煮込むと縮むため、30センチほどの大きなものを用意。もち米はあらかじめ30分以上水に浸しておく。イカの内臓など中身は取り除き、食感を出すためイカの足を細かく刻んでもち米と混ぜる。イカの身に3分の1程度もち米を詰めたら、もれないようにつまようじで口をふさいで準備完了。水にしょうゆと酒、みりんを加えた煮汁で約30分煮込めば完成だ。

 煮汁は濃いめに作っておくと味が染み込みやすい。佐藤さんは「もち米に野菜を入れてもいい。入れる食材次第でいろいろな味が楽しめる」と話していた。

 【材料】スルメイカ3杯、もち米1合、水800ミリリットル、しょうゆ大さじ3、酒大さじ1.5、みりん大さじ1.5、砂糖30グラム。
2011年7月5日 掲載
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