県内 ご当地味覚

県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

しそみそ 調理が簡単、夏場の“常備食”

 鶴岡市田川地区の多くの家庭では、旬のシソを使った「しそみそ」が食べられている。しそ巻きとフキノトウを入れた「ばんけみそ」をアレンジしたような料理で、ごはんと一緒に食べたり、夏野菜に付けて食べたりと、手軽で調理が簡単な夏場の“常備食”として親しまれている。

しそみそ
 同地区の田川保育園(佐藤絹園長)でも、「しそみそ」は人気メニュー。園の畑で栽培しているシソを収穫すると、園児たちから「しそみそ」がリクエストされる。それが子どもからお母さんたちに伝わり、各家庭でもアレンジを加え作られているという。

 同保育園の栄養士佐藤富美子さんに子ども用の作り方を教わった。シソを細かくみじん切りにし、沸騰したお湯にさっとくぐらせ、あくをとった後、水気を切っておく。フライパンでみそと砂糖を熱しながら混ぜ、火を止めた状態でシソを入れてなじませて完成。「焦がさないことが肝心」と佐藤さんは話す。

 大人向けには、酒を少々入れたり、トウガラシを加えてもいい。みその塩辛さと砂糖の甘さに、シソ独特のさわやかな香りと味が楽しめる「しそみそ」は、ごはんにも、キュウリなどの生野菜やササゲなどのおひたし、豆腐などにも合う。

材料】 シソの葉20枚、みそ50グラム、砂糖50グラム(おおよそ1回分の分量)

2011年8月23日 掲載
過去の記事一覧
[PR]