県内 ご当地味覚

県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

庄内風芋煮 みそと酒かすで味付け

 秋といえば、芋煮会のシーズン。庄内地方の家庭ではみそ味の芋煮が定番だ。サトイモや豚肉、厚揚げなど具材がたっぷり入り、みそと酒かすの味わい深い風味が食欲をそそる。庄内町食生活改善推進員協議会長の工藤むつ子さん(62)=同町余目=に作り方を紹介してもらった。

庄内風芋煮
 こんにゃくを手で一口サイズにちぎり、ぬめりを取るためにサトイモと共に一煮立ちさせる。湯を捨てた後、水とささがきゴボウを加えて沸騰させる。あくやぬめりが出てくるので、丁寧に取る。十分煮立ったら豚ばら肉、酒かす、みそ(3分の1)を入れる。シイタケを加えてしばらく待ち、残りのみそと厚揚げ、ネギを入れれば完成だ。

 「酒かすは好き嫌いがあるので、好みの量を見つけてほしい」と工藤さん。しょうゆ風味とひと味違う、マイルドな味わいが楽しめる。工藤さんは「内陸の人たちも家庭や芋煮会で試してほしい」と話した。

【材料】(4、5人分)水1.5リットル、サトイモ500グラム、豚ばら肉200グラム、シイタケ5個、こんにゃく1枚、ゴボウ50グラム、厚揚げ1枚、ネギ1本、みそ100グラム、酒かす50グラム。
2011年9月27日 掲載
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