県内 ご当地味覚

県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

鶴岡のキノコ汁 みそ味、大根おろしを乗せて

 鶴岡市の秋の味覚はさまざまあるが、山の恵みをふんだんに使ったキノコ汁は外せない。特に朝日や羽黒地域などで食べられている大根おろしを乗せたキノコ汁は、キノコの風味にさっぱり感が加わり、それだけでぜいたくなメーンディッシュになる。同市大針の主婦難波智穂さん(49)に作り方を教えてもらった。

鶴岡のキノコ汁


 用意したのは原木ナメコや天然のクリタケ、ナラタケ、マイタケなど。キノコ類を軽く洗い、水を入れて火にかけた鍋に塩抜きしたナラタケとマイタケを入れる。10分ほど経ったら豚ばら肉やクリタケを加え、みそなどで味付けした後、最後にナメコを入れてひと煮立ちさせる。好みで厚揚げ豆腐を加えても良い。盛り付けたおわんに大根おろしを乗せれば完成だ。

 箸を進める度に身も心も温まり、何杯でもおかわりできそう。難波さんは「豚肉などはコクを出すためにちょっと加えるくらい。ナメコを入れる前にちょっと濃いめの味付けをするのがコツです」と話していた。

【材料】 (4、5人分)水2リットル、ナメコ200グラム、クリタケ50グラム、ナラタケとマイタケ各100グラム、みそ60グラム、豚ばら肉50グラム、厚揚げ豆腐250グラム。大根おろし適量。

2011年11月01日 掲載
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