県内 ご当地味覚

県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

柿ともって菊の白酢あえ 秋の果物、ひと味違う食べ方

 秋の果物の1つ、柿。秋の味覚をひと味違った食べ方で楽しむことができ、調理も簡単なのが山形の郷土料理「柿ともって菊の白酢あえ」。食育活動に取り組む山形市内の団体「はなみずきの会」の代表を務める鈴木淳子さん(57)=同市落合町=に作り方を教えてもらった。

柿ともって菊の白酢あえ
 まずは下ごしらえ。皮をむいた後、1センチ角に切った柿を塩水に漬ける。もって菊は酢水でゆで、水にさらしておく。豆腐は布巾でしっかり水切り。すり鉢に白ごまを入れ、油が出るくらいよくする。いったごまを使うと一層おいしくなる。

 すったごまの中に豆腐を加え、滑らかになるように混ぜる。さらに砂糖と塩、酢、しょうゆを加え、味が一様になるように、よく混ぜ合わせる。最後に、柿と菊を軽くあえて完成。鈴木さんは「日本人といったら柿。たくあん漬けに柿を入れることもあり、何でも使える」と柿の魅力を語る。

【材料】 (4人分)柿3個 もって菊80グラム 豆腐200グラム 砂糖大さじ3 酢大さじ1 塩小さじ2分の1 酢適量 白ごま大さじ4 しょうゆ少々

2011年11月15日 掲載
過去の記事一覧
[PR]