県内 ご当地味覚

県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

棒だら煮 ふっくら骨まで軟らかく

 棒だら煮は県内で広く親しまれ、最上地方では正月やお盆、祭りなどで味わう代表的な郷土料理の一つ。時間をかけてじっくり煮込み、味をしみ込ませることが調理のポイントとなる。

棒だら煮
 市販の乾燥した棒だらは2時間(一昼夜でも可)ほど水に漬けて戻し、同じくらいの大きさに整える。鍋にたっぷりの水と棒だらを入れ、煮立ったら落としぶたをして、弱火で軟らかくなるまで煮る。用意した調味料を入れ、30分ほど煮たら、火を止めて冷ます。冷めたころに再び火にかけ、弱火で煮る。あとは冷ましては火に掛ける作業を2~3回繰り返し、味をなじませる。

 調理をしてくれた新庄市食生活改善推進協議会(丹美江子会長)八向学区会員の高橋美津子さん(67)=同市本合海=は「時間をかけて煮込んだ棒だらは、ふっくらして骨まで軟らかくなる。調味料は2~3回に分けて加えても良く、お好みの味に仕上げてほしい」と話していた。

【材料】(4人分)棒だら(乾)150グラム、調味料(酒大さじ3、みりん同1、砂糖同3、しょうゆ同3)

2011年12月06日 掲載
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