県内 ご当地味覚

県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

切り干し大根のミルク煮 子どもも食べやすい洋風

 切り干し大根に牛乳を加えたカルシウムたっぷりの料理「切り干し大根のミルク煮」。山形市食生活改善推進協議会が15年ほど前から各種講座で普及に取り組み、好評を得ている。  

切り干し大根のミルク煮
 同協議会によると、山形では甘味を増す越冬大根を切り干し大根にし、大根が採れない時期に食べられていたという。ミルク煮は子どもにも食べやすいよう洋風にアレンジした料理。大場州子(くにこ)会長(68)に作ってもらった。

 切り干し大根を水でもみ洗い。5~10分水に浸した後、絞って食べやすい長さに切る。ニンジンは長さ4センチの千切りに、ベーコンは湯通しして3センチに。具材を油で炒め、水とコンソメを加え、好みの柔らかさになるまでふたをして中火で煮る。牛乳を加えて火を弱め、汁気がなくなるまで焦げないように混ぜる。最後にしょうゆと酒を混ぜ、ふたをして2、3分蒸らして完成。

 大場会長は「ベーコンの代わりに油揚げや干しエビを使ってもおいしい」と話していた。

【材料】(4人分)切り干し大根40グラム、ニンジン40グラム、ベーコン20グラム、油小さじ2、コンソメ4グラム、水200ミリリットル、牛乳80ミリリットル、しょうゆ小さじ1と1/3、酒大さじ1。

2012年1月24日 掲載
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