県内 ご当地味覚

県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

俵型油揚げの「ホットきつね」 挟む具材は好みに応じて

 南陽市など置賜地方独特とされる俵型の油揚げ。手のひらに乗るほどの大きさで、具の入っていないがんもどきといった風情。煮物や、刻んでみそ汁に入れたり、甘じょっぱく煮たものをご飯に載せるなどして食べられている。

俵型油揚げの「ホットきつね」
 そんな伝統の食材をファストフード感覚で楽しめる方法はないかと、地元産大豆にこだわって俵型油揚げや豆腐などを製造販売している野川食品(同市、野川寿一社長)が考案したのが「ホットきつね」だ。

 油揚げをホットドッグのパンに見立てた料理はとっても簡単。油揚げの中央に切れ込みを入れ、中にレタスを敷いてソーセージや豚キムチを挟む。その後、フライパンやホットプレートで表面に焦げ目が付く程度に焼けば出来上がりだ。

 表面はパリッと、内側は柔らかな食感。挟む具材はキノコの炒め物や納豆、ツナサラダなど好みに応じて。濃いめの味付けにするのがポイントだという。
2012年1月31日 掲載
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