県内 ご当地味覚

県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

アブラツノザメのしょうゆ漬けとみそ田楽 簡単、ホクホク軟らかい

 庄内一円では2月にアブラツノザメの漁獲がピークを迎え、食卓にサメ料理が並ぶ家庭も多い。しょうゆ漬けやみそ田楽の調理は簡単で、ホクホクとした軟らかい身が楽しめる。

アブラツノザメのしょうゆ漬けとみそ田楽
 県庄内総合支庁水産課によると、アブラツノザメの体長は30センチから1メートル。底引き網漁で水揚げされる。調理法はさまざまで、新鮮なら刺し身でも味わえる。今回は県漁協女性部吹浦支部(赤塚信子支部長)が運営する水産物直売所「元気な浜店」の皆さんに調理法を教えてもらった。

 しょうゆ漬けは、身をしょうゆと酒少々を混ぜた物に約30分間漬け、強火で15分ほど焼く。裏表がきつね色に焼けたら完成。一方、みそ田楽は、身を15分ほど火にかけ、両面がこんがり焼けたらみそ、砂糖、水、酒で作った田楽みそを塗る。

 「サメと言えば人を襲う魚というイメージが強いが、アブラツノザメは調理も簡単でおいしい。骨は軟骨1本しかないので子どもにも食べやすい」と赤塚支部長。サメの切り身はスーパーで手に入るという。

【材料】
▽しょうゆ漬け(4人分)身4切れ、しょうゆ150ミリリットル、酒少々
▽みそ田楽(同)身4切れ、みそ100グラム、砂糖160グラム、水250ミリリットル、酒少々

2012年2月7日 掲載
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