南東北インターハイ

大会スローガン

特集「本県の精鋭たち」(2017年1月1日掲載)

パワー付け、勝利の夏に

カヌースプリント・女子カヤック 佐藤友香(谷地高)
レベルアップを目指すカヌースプリント女子カヤックの佐藤友香(谷地高)=2016年12月、同高
レベルアップを目指すカヌースプリント女子カヤックの佐藤友香(谷地高)=2016年12月、同高

 自分の成長を信じ地力を高める日々だ。カヌースプリント・女子カヤックの佐藤友香(谷地高2年)は、全国に強豪として知られる同校の新たな主役の一人。ことし夏の南東北インターハイで頂点に立つために、課題のパワーを身に付ける「実りのための冬」にする。

 同校の木村文浩監督は「力をパドルに伝える技術が高く艇と体が一体化している」と評価。昨季のチームでは、4人でこぐフォアの先頭を任され、インターハイと国体とも優勝を経験した。

 地元開催のインターハイではチームの一員だけでなく、個人として力を試したいと話す。目指す優勝のため、不足を自覚するのは筋力だ。全体練習後の自主トレーニングに意欲を見せ、木村監督の指導もあり自宅で小学6年の弟を背負いスクワットする日も。「ここで自分に負けたら春に(影響が)出る」。苦しさや弱気を振り払う。

 上級生から学んだことも大きい。昨秋の国体、フォアの500メートルで佐藤らは2位と勝てなかった。だが一緒にこいだ3年生たちはすぐに気持ちを切り替え、続く200メートルで雪辱を果たした。「自分は負けて『どうしよう』と考えたが、先輩は違った。メンタルの強さを見習わなければ」。佐藤は良い先輩にも恵まれた。

 勝ちたい相手がいることも発奮材料だ。昨夏のインターハイのシングルで500メートル、200メートルとも2位になった浦田樹里(富山・水橋高)、それに両レースを制した外国人留学生のペトラン・ファンニ(福井工大福井高)だ。「ライバルを意識して筋力トレーニングを頑張る」と力を込める。

 幼稚園児の時に最上川でカヌーを練習する光景を見て「やりたい」と関心を持ち、小学2年で地元河北町のクラブでカヌーを始めた。「速くなると受ける風が強くなるのが楽しかった」と振り返る佐藤のカヌー歴は10年。年代別日本代表までもう一歩のところまで来た。世界に出て戦う夢も抱くが「目の前の目標に全力を尽くす」。8月の大舞台を「楽しみ」と笑顔を見せた。


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