南東北インターハイ

大会スローガン

特集「本県の精鋭たち」(2017年1月1日掲載)

力強さに自信、演武磨く

空手道・女子形 斎藤沙希(天童高)
全日本選手権を経験し、いっそう自らの演武を追究する斎藤沙希(天童高)=2016年12月・同校
全日本選手権を経験し、いっそう自らの演武を追究する斎藤沙希(天童高)=2016年12月・同校

 2016年12月、空手道・女子形の斎藤沙希(天童高2年)は大きな経験を積んだ。全日本選手権(日本武道館)に初出場し国内、そして世界でトップに立つ選手を間近に見て学んだ。ぶれない動き、全身の連動、鋭い目つき。課題を見つめ直し、南東北インターハイへ「(表彰台の)上に立ちたい」と意気込む。

 兄に続き5歳で空手道を始めた。163センチの身長と体格の良さを生かした演武は迫力十分で、周囲の評価は高い。本人は「パワーは誰にも負けない」と自負する。16年は東北総体の少年女子で2連覇を達成。だが中国インターハイは3回戦敗退、国体少年女子は2回戦で優勝者と当たり敗れた。力不足を実感した。

 年齢に関係なく競い合う全日本選手権には東北総体などの成績が評価され出場した。結果は初戦敗退。だが世界女王の清水希容(ミキハウス)や憧れの世界王者・喜友名諒(劉衛流龍鳳会)らを目の当たりにし刺激を受けた。「世界1位の選手と同じ舞台に立ち、周りの選手の演武を見て勉強になった。自分も全日本で優勝したい」。今まで以上に向上心をかき立てられた。

 形は常に相手を想定し攻防の動きを繰り広げ、雑にならない正確さが求められる。斎藤が克服を目指す課題は「下半身から上半身」の動きだ。「自分は脚(の動き)が決まらないうちに突きを出してしまったりする」と斎藤。下半身が決まってから上半身が決まるのが本来の動き。空手道は2020年東京五輪の実施競技に決まり注目を集める。そんな中、斎藤は一つ一つの形の意味を知ろうとし、地道な練習で演武を磨く日々が続く。

 家族の協力は大きく、新庄市内の自宅には祖父が造ってくれた練習場がある。朝早く大会に出掛けた日、自宅に「応援よろしくお願いします」と書いた紙を残してきた。声に出すのは気恥ずかしいが、感謝を伝えたい。「支えてくれた人に、全国の賞状とメダルを渡す」。世界も見据える斎藤は、南東北インターハイにしっかりと焦点を合わせる。


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