2011年03月12日
マグニチュード(M)8.8、最大震度7となった国内史上最大の東北・関東大地震は、警察庁の12日午前4時50分現在のまとめで死者が岩手や宮城など9都県で計184人、7県で708人が行方不明。仙台市若林区荒浜の海岸付近で200~300人の遺体が見つかったほか、壊滅的な被害を受けた自治体もあり、死者・行方不明者は計千数百人となることが確実となった。
津波で破壊された宮城県気仙沼市の中心部=12日午前5時53分
12日午前3時59分ごろには長野県栄村で震度6強の地震があった。気象庁は「東北の地震に誘発された可能性は否定できない」としている。
総務省消防庁によると、岩手県陸前高田市は、津波でほぼ壊滅状態。防衛省によると、福島県南相馬市も約1800世帯が津波により壊滅状態という。宮城県気仙沼市の市街地で発生した大規模な火災は12日朝も鎮火していない。
警察庁によると、判明しているだけで、住宅など建物1039戸が全壊し、358カ所で道路が損壊した(12日午前4時50分現在)。
災害派遣の自衛隊や消防、警察などの援助隊が救援活動を本格化させるため、津波や火災による甚大な被害が出た東北地方に向かった。
12日も最大でM6クラスの余震が発生。気象庁によると、有感の余震は11日夜の段階で100回を超えている。同庁は、関東に甚大な被害を引き起こした11日の茨城県沖のM7.4の地震も、余震の可能性が高いとみている。
北海道から九州・沖縄の太平洋側を中心に、高い所で3メートルを超える津波の恐れがあるとして大津波警報や津波警報を引き続き発表。日本海側にも津波注意報が出て、12日未明に日本列島の海岸線全てが津波警報・注意報の対象となった。
原子力災害対策特別措置法に基づく初の「原子力緊急事態宣言」の発令を受けた福島県の東京電力福島第1原発。半径3キロ圏内の住民に避難指示が出ており、対象となった住民は福島県双葉町と大熊町で計約5700人に上るという。