東日本大震災

被災者受け入れで知事が窮状訴え 「燃料、食料足りない」

2011年03月16日
 東日本大震災の発生で、太平洋側の隣県から多数の被災者が県内入りする一方、県が救援物資の集積基地としての態勢づくりを急いでいることを踏まえ、吉村美栄子知事は15日、義援金寄託のため県庁を訪れた山形新聞の黒沢洋介社長、山形放送の園部稔社長に対し「被災者の受け入れが本格化してきたが、ガソリンと食料が不足し大変な状況。国にも伝えたが、ガソリンがないと、これから救援物資の輸送もできない」と窮状を訴えた。

 菅直人首相と新潟県の関係団体などに対し、石油燃料の供給確保に関する要請書(14日付)を提出したことに触れ、吉村知事は「多くの人の目は甚大な被害を受けた太平洋側の被災地に向いているが、山形県は今後、多数の被災者を受け入れるとともに、救援物資の輸送拠点になろうとしている」と強調。こうした支援活動のため、燃料と食料の確保が差し迫った課題との認識を示した。

 吉村知事は「多くの人はガソリンが尽き、ようやく米沢市などにたどり着いている。全国知事会の会長(麻生渡福岡県知事)、東北各県知事と連絡を取り合い『しっかり受け入れ態勢を整え、可能な限り支援する』と伝えている」と述べ、県として全力を挙げる考えをあらためて示した。
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