東日本大震災

ガソリン、不足感解消へかすかな兆し 東北へタンクローリー増強

2011年03月17日
 県内ガソリン需給は17日も各地で給油待ちの長い列ができるなど不足感が続いている。ただ、西日本などからタンクローリーが東北へ増強され始め、小売店からは不足感解消にかすかな兆しを感じる声も聞かれ始めた。

 県内のあるガソリンスタンド経営者は「少しずつは入荷している。ローリー車も徐々に日本海側に来ている」と、過度な懸念の必要性を否定。他のスタンド関係者からも平常時の5分の1や10分の1程度と少ない入荷ながら「元売りから少しずつ届き小口にも徐々に届く気配はある」「緊急車両用や病院への割り振りがほとんどだが、何とかつないでいきたい」と変化の兆しをとらえる声が聞かれた。

 消費者の我慢が必要な状況は変わらず、急激な好転は望めないものの、わずかながら入荷し、ほそぼそと稼働するガソリンスタンドも出始めてきた。ただ、どのスタンドも一様に長期化をにらみ「満タンにしようと訪れるような『買いだめ』をやめてほしい」と声をそろえている。

 一方、ガソリンや軽油などの燃料が備蓄されている酒田市大浜の「東西オイルターミナル酒田油槽所」からは同日、延べ20台余りのタンクローリーがガソリンなどを充填(じゅうてん)し、主に被災地に向けて出発した。

 同油槽所によると、通常は県内各地にガソリンや灯油などを搬送するため、延べ50台前後が充填に訪れるが、震災後は1日3~5台にとどまっていた。政府の求めに応じ、元売り各社が被災地への優先的な搬出を決めたため、徐々に増加している。

 ただ、県内のスタンド向けの搬出は制限されているという。この日充填した車の8割ほどが宮城、福島の両県の被災地に向かった。

 同油槽所にはレギュラーガソリン用のタンクが2基あるが、このうち1基は震災の影響で内部の浮きぶたが機能せず、タンク内に残っている約1800キロリットルが取り出せない状況が続いている。
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