東日本大震災

統一選実施で市町村から不安の声

2011年03月18日
 東日本大震災の被災地で、統一地方選を延期する特例法案が18日成立したが、対象は「壊滅的な被害を受けた市町村と指定市町村を含む都道府県」(総務省)で、山形県選挙管理委員会の見解では、県内の統一地方選は予定通り行われる見通し。だが、実際に選挙事務を行う市町村からは「開票所となる施設で、多くの避難者を受け入れている」「投票所入場券の印刷を発注した業者が被災し、納入の見通しが立たない」などと不安の声が上がっている。被災地と被災者への支援で職員がフル回転し、人手不足を懸念する市町村も多い。

 (1)投開票所
 県の18日午後3時現在のまとめでは、県内45施設に3199人が避難している。最も多いのは県議選と山形市議選で山形市が開票所として使用する予定の山形市総合スポーツセンターで、1011人が身を寄せている。迅速な開票作業を行うため、同センターは職員300人が従事できる市内唯一の大規模施設というが、果たして使用できるのかどうか不透明な状況が続いている。

 福島県から逃れてきた382人が過ごす米沢市営体育館は、山形市と同様に市議選を予定する米沢市の開票所となる。このままの状況が続くことを想定し、同市選管は代替施設として別の会場を一時確保したが、支援物資を保管するため市災害対策本部が使用することとなり断念。ほかの施設を探しているが、一定規模の駐車場が必要で、なかなか難しいのが現状という。

 このほか、投票所を避難所としている自治体も多い。

 尾花沢市の開票所、サルナートは震災で天井の一部が破損し、開票は市体育館で行われる。

 (2)燃料
 朝日町選管は22~24日にかけて県議選のポスター掲示板を設置する予定だったが、ガソリン不足で29、30の両日に延期した。掲示板の設置は、ほとんどの市町村にとって課題のようだ。

 白鷹町は137カ所のポスター掲示板設置場所のうち、約半数が山間部で雪に埋もれているが、除雪するにも重機の燃料が確保できない状況が続く。

 ガソリンが極端に不足している状況を踏まえ、酒田市選管は啓発活動を取りやめる方針を決定した。昨夏の参院選で行った期日前投票で、山形市役所には約6000台の車が訪れたといい、同市選管は影響必至と予想、投票率低下を懸念している。

 (3)物品
 公選法の施行令で「市町村の選管は特別の事情がない限り、できるだけ速やかに交付するよう努めなければならない」と規定される投票所入場券。新庄市選管の場合、栃木県の業者から22日に届く予定だが、物流が滞っている影響で、めどが立たない状況。長井市、南陽市、大石田町、高畠町、川西町なども投票所入場券納入の見通しが立たず、焦りを募らせている。

 統一選に先立って、市長選と市議選の同日選がある上山市選管は、発注した投票所入場券が北海道の印刷工場でストップ。世帯ごとに配布する約1万1000枚を市が自前で印刷、何とか急場をしのいだ。
東日本大震災 記事一覧
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] 
文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大
ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【参院選の標語を募る】
     第23回参院選は7月4日公示、同21日投開票で行われることが固まりました。県選挙区に立候補を予定している陣営は選挙戦に既に走りだしています。山形新聞、山形放送は、投票総参加と明るく正しい選挙を呼び掛ける標語を募集します。
     ▽応募資格=県内在住者
     ▽作品=はがき1枚に1作品を記載。1人何枚でも可。住所、氏名、年齢、職業(学校名)、電話番号を明記
     ▽締め切り=6月24日(月)必着
     ▽発表=6月28日(金)の山形新聞紙上、山形放送のニュース
     ▽表彰=特選1点(賞金5万円と副賞)、入選若干(賞金2万円と副賞)
     ▽表彰式=7月1日(月)午後3時、山形メディアタワー
     ▽送り先=〒990―8550 山形市旅篭町2の5の12 山形メディアタワー 山形新聞、山形放送選挙標語係
  2. 【県縦断駅伝の写真提供します】
     山形新聞社は、第58回県縦断駅伝競走大会で、本社カメラマンと記者が撮影したレース写真をホームページ(HP)「やまがたニュースオンライン」に掲載し、有料で提供します。写真サイズは、キャビネ判から四つ切りまで4種類で価格は表の通り。山新ヨモーニャくらぶ会員は20%引きです。アドレスhttp://yamagata-np.jp/p-shop/
  3. 【やまがたの野鳥を聞く】
     インターネットと紙面が連動し、野鳥の鳴き声を文字と音で紹介する企画「やまがたの野鳥を聞く」。本紙の記事を読んで、ホームページにアクセスすると、県内に生息する鳥たちのさまざまな鳴き声を耳にすることができます。ログインはこちら。また、携帯・スマートフォンの有料ページにも同様のコンテンツがあります。携帯・スマートフォンサイトへのアクセス方法は、こちら
  4. 【山新おしどり金婚さん顕彰】
     山形新聞、山形放送はことしも「山新おしどり金婚さん」の顕彰事業を行います。結婚して50年になるご夫婦の人生を祝福し、お二人の名前を刻んだ盾(レリーフ)を贈ります。4月1日から申し込みを受け付けます。
    【対象】1963(昭和38)年に結婚されたご夫婦としますが、結婚50年を経過し、これまで顕彰を受けていないご夫婦も申し込みできます。
    【申し込み方法】証明書などは不要です。所定の用紙に必要事項を記入し、山形新聞の本社、支社、販売店、もしくは居住する市町村の老人クラブに提出してください。申込用紙も用意してあります。
    【受付期間】4月1日(月)から5月31日(金)まで。
    【顕彰】8月中旬の山形新聞紙面で紹介し、盾を市町村の敬老会や福祉のつどいなどの席上で贈呈するか、もしくは、販売店からのお届けとします。
    【盾】元国画会会員、元山形大名誉教授で彫刻家だった故染谷英五氏が制作したレリーフです。
    【問い合わせ】山形新聞社・おしどり金婚さん顕彰事務局023(622)5271。
    【個人情報の取り扱い】申し込みいただいたお客さまの個人情報は山形新聞社、該当エ
    リアの販売店および取扱業者で適正に管理し、盾の制作やお届け、山形新聞の業務案内に利用させていただきます。
  5. 【「私の主張」投稿】
     山形新聞は、「意見のページ」で募集している「私の主張」「若者の声・少年少女の声」について、ホームページ「やまがたニュースオンライン」から投稿できます。バナーをクリックし必要事項を記入し、ご意見をお寄せください。
  6. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  7. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  8. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  9. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報、おくやみ… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  10. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から