東日本大震災

放射線影響研(広島)高橋氏に聞く 重要なのは情報把握

2011年03月19日
県内の放射線の状況について語る放射線影響研究所研究員の高橋規郎氏=県庁
県内の放射線の状況について語る放射線影響研究所研究員の高橋規郎氏=県庁
 県の要請を受け、厚生労働省から本県に派遣された放射線影響研究所(広島市)の研究員で理学博士の高橋規郎氏は18日、山形新聞の取材に応え、「県内の放射線量は住民が恐れる水準ではない。重要なのは情報をしっかり把握すること」と強調した。以下は一問一答。

 県内の放射線量の状況は。

 「空間線量で0.10~0.050マイクロシーベルト程度というのは、日本全国の標準にぴったり入る水準だ。今朝から県内を移動しながら積算の放射線量も測定しているが、今のところ(午後4時半ごろで)ゼロ。つまり1マイクロシーベルトに達していない。米沢にも行き、指導や話し合いをしたが、それでもだ。それぐらいの水準ということで、決して住民が恐れることはない」

 県内の放射線量は具体的にどれくらいの規模なのか。

 「例えば胸部のレントゲンを受けたときの放射線量が約50マイクロシーベルト。それを1000分の1秒ぐらいの間に受ける。一方、県内の放射線量は1時間当たりで0.10~0.050マイクロシーベルト。レントゲンに比べたら考えられないほど少量だ」

 風に乗って放射性物質が運ばれる恐れは。

 「風に乗って動いたとしても拡散する。福島のものがそのまま山形まで運ばれてくるとは物理的に考えられない」

 県は24時間体制で県内2カ所で1時間おきに放射線量を測定、公表している。

 「調べ続けるのは重要なこと。異常値が出たときに早く知ることができ、県民向けに適切な措置をとることができる。もう一つ、こうした値は時に異常値が出ることもある。一過性のものであれば神経質になる必要はない。継続して計測していることで推移を把握できる」

 県民と行政が今すべきことは。

 「情報をしっかり把握すること。行政は県民に早く情報を知らせ、何かがあったら、適切な判断をすることが重要な役割だ」
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