東日本大震災

首相、摂取制限を初めて発動 福島県の葉物野菜など

2011年03月23日
 菅直人首相は23日午前、福島県の佐藤雄平知事に対し、同県産のホウレンソウ、コマツナ、キャベツなど葉物野菜や、アブラナ科のブロッコリー、カリフラワーなどを食べないよう求める「摂取制限」を指示した。これらにカブを加えた野菜の出荷停止も指示した。

 福島第1原発の事故を受け、同県の野菜11品種から、食品衛生法で定められた暫定基準値を大幅に超える放射性物質が新たに検出されたため。11品種以外の同種の野菜も規制の対象とした。

 摂取制限は原子力災害特別措置法に基づく措置で、発動は初めて。消費者が出荷停止前に購入した分を摂取することや、農家の自家消費もやめるよう求める内容だ。摂取制限の期間は「当分の間」としている。

 JA全農を通じて流通する福島県の露地栽培野菜は、21日以降は出荷されていないという。首相はまた、茨城県産の原乳、パセリの出荷停止も指示した。

 厚生労働省は、放射性物質の量が最も多く検出された野菜を約10日間、1日100グラムずつ食べ続けた場合に浴びる放射線量は、1年間で人が自然に浴びる放射線量の約半分に相当するとしている。「このまま食べ続けると、一般人が被ばくしても問題ないとされる量を上回る可能性がある」と指摘した。

 同省によると、暫定基準値を大幅に超える放射性物質が検出された福島県の野菜はサントウナ、アブラナなど11品種。

 福島県本宮市で21日に採取されたクキタチナからは、基準値(1キロ当たり500ベクレル)の164倍に当たる8万2000ベクレルの放射性セシウムが検出された。基準値(同2000ベクレル)の7倍以上の1万5000ベクレルの放射性ヨウ素も検出された。

 茨城県でも、水戸市と河内町で19日から21日にかけて採取された原乳、鉾田市と行方市で採取されたパセリから、基準値を超える放射性物質が検出された。

 政府は21日、福島、茨城、栃木、群馬の4県にホウレンソウとカキナの出荷停止を指示。福島県には原乳の出荷停止も指示していた。
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