東日本大震災

17日ぶり、左沢線が待望の再開 ホームに明るい声響く

2011年03月28日
部活動などに向かう高校生らでにぎわう駅のホーム=28日午前7時、寒河江市・JR寒河江駅
部活動などに向かう高校生らでにぎわう駅のホーム=28日午前7時、寒河江市・JR寒河江駅
 JR東日本仙台支社は28日、左沢線(北山形-左沢)の運転を再開した。震災直後から早期の運転再開が待ち望まれていた路線の17日ぶりの運行。燃料不足のため運転本数は通常の約3割となるが、初日は沿線の企業に通勤する人や部活動などのために学校に向かう高校生らで混み合い、すし詰め状態の車両も見られた。

 左沢線の列車が乗り入れる山形駅のホームには、高校生たちの明るい声が響いた。山形中央高2年の古沢雅貴君(16)=寒河江市=は部活動に参加しようと利用し「やっと学校に行けるようになった。みんなと運動するのが楽しみ。列車が動いてよかった」とにっこり。寒河江駅でも高校生がホームをにぎわした。寒河江高農業校舎2年の鈴木絢子さん(17)=寒河江市内ノ袋=は「きょうから実習が始まる。間に合ってよかった」と話し、左沢行きの列車に乗り込んだ。

 山形駅から始発に乗り、寒河江市内の職場に向かった山形市東原町3丁目、会社員伊藤潔さん(53)は地震後、ガソリンを調達できず、自転車で往復3時間半かけて通勤したといい「もっと早く再開してもらいたかった。被災地でも燃料不足が続いている現状を考えると、しばらく公共機関を使いたい」。寒河江市内の病院に行くという大江町左沢、無職金山せい子さん(61)は「車を使わないので移動手段は列車しかない。薬が無くなり不安だったが、これでひと安心」とほっとした表情を見せた。

満員の車両から続々と降りてくる高校生や通勤者=28日午前7時34分、山形市・JR山形駅
満員の車両から続々と降りてくる高校生や通勤者=28日午前7時34分、山形市・JR山形駅
 一方で、暫定ダイヤのために列車に乗れなかった人も。河北町から山形市内に通学している高校1年の男子(16)は、寒河江駅に来てから普段利用している列車が運行しないことを知った。「久しぶりの部活で、楽しみにしていたのに…。明日から気を付けないと」と話していた。
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