2011年03月29日
約9年ぶりに山形空港への就航となった全日空機(右)。日本航空機と並んだ姿が見られた=午前9時55分、東根市
東日本大震災の影響で交通機関の大幅な乱れが続く中、全日空が29日、山形空港発着の大阪(伊丹)便2往復、名古屋(中部)便1往復の臨時便の運航を開始した。同社の山形空港での就航は約9年ぶり。
午前9時50分すぎに、第1便となる伊丹発の山形便が出発の遅れのため、14分遅れで山形空港に到着。176席の機体の乗客数は56人だった。宮城県内にある被災した工場の復旧作業のため、大阪本社から訪れたという会社員小谷八郎太さん(37)は「予約は取りやすく、席もすいていて助かったが、早く交通事情が回復すればいい」と話していた。
同社は、震災で甚大な被害を受けた仙台空港での定期便再開のめどが立たないため、被災地の交通インフラ確保の観点から山形空港の発着便を就航させた。当面は4月10日までの運航とし、仙台空港の復旧状況などの推移を見ながら継続について判断する。
山形空港では、日本航空も東京(羽田)、伊丹、札幌(新千歳)の各便で臨時、定期合わせて計13往復を就航しており、超過密ダイヤとなっている。