東日本大震災

がれきの中、復興の動き 大震災20日目、本社ヘリが沿岸部飛ぶ

2011年03月30日
津波は防波堤を破壊し、原形をとどめないほどに壊れた野球場が海の中に浮かぶ=岩手県陸前高田市、30日午前10時33分
津波は防波堤を破壊し、原形をとどめないほどに壊れた野球場が海の中に浮かぶ=岩手県陸前高田市、30日午前10時33分
 東日本大震災は30日、発生から20日目を迎えた。壊滅的な被害を受けた東北、関東地方の太平洋沿岸では、行方不明者の捜索が懸命に続けられる一方で、復興に向けたがれきや倒壊家屋の撤去作業が始まっている。道路が確保されて街の区割りが分かるようになった所もあるが、手が付けられずに津波の爪痕を色濃く残す場所はまだ多い。本社チャーターヘリは同日午前、仙台市から岩手県釜石市にかけた沿岸部を飛んだ。
(報道部・板垣耕一)

全半壊した約3600戸の住宅の除去作業が進められている=岩手県大船渡市、30日午前11時16分
全半壊した約3600戸の住宅の除去作業が進められている=岩手県大船渡市、30日午前11時16分
 内陸部を一気に北上し、釜石市から南下する。約3600戸が全半壊した大船渡市。港に面した市街地で、クレーン車2台でがれき除去作業を行っていた。陸前高田市の中心部は、商業ビルなどが数棟あるだけで人家は全く消えうせている。海岸沿いの野球場は防波堤の破壊で水没し、まるで海の中にたたずんでいるかのようだ。

 宮城県気仙沼市も壊滅的な状況。港から100メートルほど離れた山際に、何隻もの漁船が打ち上げられている。港内から外海に続く油の帯が見える。地震発生当日からフライトしている操縦士の海川一史さんは「眼下の風景が変わってしまい、地形が分かりづらくなった」と話す。

漁船が何隻も打ち上げられ、無残な姿をさらしている=宮城県気仙沼市、30日午前10時43分
漁船が何隻も打ち上げられ、無残な姿をさらしている=宮城県気仙沼市、30日午前10時43分
 ヘリは、同県南三陸町から女川町、東松島市を経て仙台市へ。津波で押し流されて一カ所に集まった民家、海水が引かずに湖のようになっている田んぼ、めちゃくちゃに寸断された砂浜…。どこの町も計り知れないダメージを受けている。だが、上空から見ると、復興に向け、さまざまな動きが少しずつ進んでいることも実感できた。
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