東日本大震災

仮住居への入居が始まる 東日本大震災で米沢に避難

2011年04月01日
避難者の入居が始まった米沢市の雇用促進住宅。早速荷物を運び込む家族もいた=米沢市
避難者の入居が始まった米沢市の雇用促進住宅。早速荷物を運び込む家族もいた=米沢市
 米沢市で31日、避難者の仮住居となる雇用促進住宅への入居が始まった。一方で、福島県が山形県内のホテルなどを無料の2次避難先としたことに伴い、困惑している避難者もいる。

 この日は24日までの申込者を対象に、同市の置賜総合文化センターで入居説明会。出席した53世帯に鍵を渡した。

 警備会社経営百川秀彦さん(63)順子さん(55)夫妻=福島県浪江町=は早速、寄付を受けた冷蔵庫や毛布などを同住宅万世宿舎の部屋に運び込んだ。東日本大震災の翌日から知人の家や温泉宿を転々としてきた。当面の居場所は見つかったが、順子さんは「仕事を探さないといけない」とつぶやく。「きょうは給料日だけど(従業員に)支払うことができない。またみんなと一緒に働ける日は来るのかしら」。部屋に明かりがつくことを確かめると、ほっとした表情を浮かべた。

 国の方針で入居期間は延長され、最長2013年3月末まで。家賃と敷金はことし9月末まで無料とされているが、その後の費用については決まっていない。市によると、同日まで203件の入居申し込みがあり、このうち40件が別の入居先が見つかったなどの理由でキャンセル。福島県による2次避難先の説明を受けてのキャンセルも1件あった。

 入居が決まっている南相馬市の女性は「家財道具をそろえなければならないし、経済的なことを考えれば(福島県が提示した制度で)旅館・ホテル暮らしの方がずっといい」と話す。だが、問題はペットの犬と猫。雇用促進住宅はペットとの同居も可能と聞いて「大喜びした」が、旅館・ホテルではそれが望めない。「どうすればいいのか本当に迷う」
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