2011年04月01日
山形市内の避難所に一時避難してきた佐藤聖一さん(左)。就職活動などに役立ててほしいと本紙読者から洋服や靴が贈られた
東日本大震災で住まいや衣類を失いながら就職活動に奮闘する東京法律専門学校仙台校1年佐藤聖一さん(19)を紹介した29日付本紙朝刊を読んだ山形市民が31日、佐藤さんに衣類や靴を贈った。
佐藤さんは、これまで過ごした仙台市内の避難所が閉鎖されることになったため、この日、一時身を寄せる山形市内の避難所に移動した。プレゼントしたのは山形市内の夫妻と女性。夫妻は息子が着ていたスーツや靴、着替えを手渡し、「家族のことも心配でしょうが、希望を持って頑張って」と励ました。女性もスーツや着替えを寄せた。佐藤さんは「とてもうれしい。厳しいことがたくさんあるが、少しずつ乗り越えていきたい」と笑顔を見せていた。
福島県南相馬市の自宅から仙台市の学校に通っていた佐藤さんは、学校帰りに被災。家族は福島第1原発事故の影響で新潟県に集団避難した。着の身着のまま、所持金も底を尽き掛けた状態で本県企業を訪問するなど、就職活動を続けている。