2011年04月02日
パイオニアレッドウィングスの選手たちが避難者の目の前でスパイクを打ち込んだ=天童市スポーツセンター
バレーボールプレミアリーグ女子のパイオニアレッドウィングスは1日、東日本大震災で天童市が開設している避難所・同市スポーツセンターで公開練習を行った。実戦練習では力強いプレーを繰り広げ、見学した約50人の避難者を元気づけた。
公開練習には東京でリハビリ中の栗原恵主将らを除く14選手が参加。チームは3月28日に練習を再開したばかりだが、1時間半にわたり、レシーブなどの基本練習や実戦練習を展開。酒田市出身の今野加奈子、シャイーヌ・スタエレンス、佐々木みきら各選手が高い打点から鋭いスパイクを繰り出した。
練習後、宮下直樹監督は「東北のチームとして力になりたい。厳しい状況だが、前を向いて頑張ってほしい」と激励した。福島県南相馬市、美容師寺島ゆかりさん(31)は「初めて間近で見たが、すごい迫力。試合も見に行きたい」と話した。
チームは30日に大阪市で開幕する全日本男女選抜大会に出場するが、暖房の燃料や電気を節約するため練習時間は普段の半分となっている。実家が一部損壊した宮城県大和町出身の板橋恵選手、3日ほど前にようやく高校の友人と連絡が取れたという仙台市出身の沼田さくら選手は「家族や友人の安否が分からず怖かったが、被災した人の力になれるよう、今できることをしていきたい」と言葉に力を込めた。