2011年04月02日
避難している人のためにと長崎県島原市の有志から届けられたブリ=米沢市
雲仙・普賢岳の噴火で被災した経験のある長崎県島原市の有志から1日、東日本大震災や原発事故で米沢市営体育館に身を寄せている人たちの食事用にと、ブリ50匹が届いた。刺し身で約1000人分、照り焼き用としては約700人分になるという。
送ったのは「雲仙・普賢岳のご恩を返す会」。噴火や火砕流の被害で避難生活を経験したことがある島原市の住民有志らが、今回の震災を受けて立ち上げた。先月23、24日に米沢市営体育館を訪れて避難者の話を聞いて回り、「魚が食べたい」という声に触れていたという。長崎の港に入った天然物の寒ブリを宅配便で発送。ボランティア活動で交流のある生活クラブやまがた生活協同組合に紹介された米沢市内の水産業者が受け取り、市内のスーパーの協力を得て切り身にした。
今後、避難所の食事に出される。ご恩を返す会の松永忠徳さん(60)は「噴火で私たちも大変な思いをした。避難生活では好きなものを食べたいと言いづらい。少しでも役に立ちたい」と話している。